お隣さま。番外編 【はじめしゃちょー】

遊園地デート 2 ページ19

「わっ！ なにこれ？！」

「今気づいたの？ 遅いな〜」


ゴンドラのドアが閉められた直後、異変に気がついた私をはじめさんはケラケラと笑いながら教えてくれる。

この観覧車で唯一全面ガラス張りの『シースルーゴンドラ』というものに偶然にも、私たちが乗ることになったらしい。


笑い事じゃないよ…。

徐々に上がっていく高さに足がすくむ。
高所恐怖症って訳じゃないけど、さすがに足元まで透けているとなると恐怖を感じずにはいられない。

…おまけに座る部分まで透明って！！


「A見て！ 夕焼け！」


素直に楽しんでいるはじめさんにつられて外の景色を見ていると、少しずつだけど恐怖が和らぐ。


「わ…、ほんと綺麗」


最初は怖すぎてどうしようかと思ったけど、案外平気かも…。

良かった。

そう胸を撫で下ろした時だった。


「ー…不具合がありました。申し訳ございませんが、少しそのままでお待ちください」


ザザザッという機械音と共に、観覧車に取り付けられたスピーカーが鳴りだし、観覧車が急に止まる。
その止まった反動でゆらゆらとゴンドラが揺れた。


…う、嘘でしょ。。



ーー

短くてごめんなさい( ; ; )
キリが良いところで切りたくて…。
決して焦らしている訳ではありません(汗)
次終わります！

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