恋4 ページ28
アリ「苑子、いい所に来たじゃん!」
この子が、苑子さん。
アリーの着信履歴に登場する子。
アリ「この金魚もらってくれない?」
苑子「いいわよ。うちのお庭の池に入れてあげる。鯉の餌になるかも知れないけれど。」
アリ「マジかよ!」
苑子「うそ、大丈夫だって。」
雅雄・飛馬「アリー。」
また、知らない子がやってきた。
私の知らないアリーを知っている子達。
私は、アリーの手をぎゅっと握った。
雅雄「その可愛い子だれ?」
飛馬「妹?」
苑子「バカ、妹は4歳だって。」
私を無視して話は進む。
苑子「私は苑子、アリーが2番目に好きな女の子よ。」
えっ?私はドキっとする。
自己紹介された。2番目って…1番は?
飛馬「あっ、わかった!アリーの幼馴染!kissの子でしょ!。」
雅雄「何?その話。俺は聞いてないよ!。」
苑子「私達は知ってるもんね〜。アリーは1番の子しかkiss禁止なんだよね。私、断られたもんkiss。」
雅雄「えっ?苑子、アリーとkissしたの?」
飛馬「だから、アリーは1番さんしかしないんだって!」
アリ「麻衣、行こう。次、あの、ベビーカステラっていうやつ食うぞ。」
アリーは私の手をぎゅっと握って歩き出した。
苑子「アリー、バイバイ。」
苑子さんが、叫んでいる。
アリーはあの子達に私の事どう話してるの?
1番で…kissしたって…
小学校の頃の話じゃん!
それから、ベビーカステラを食べて、かき氷を食べた。
アリーはブルーハワイで、私は苺。
アリーの舌は青くなり、私の舌はピンクになった。
二人で舌を出して笑った。
縁日を一周して、お店を見てまわる。
アリ「そろそろ、帰ろうか。アツトに叱られるからサ。」
私達は帰り道についた。
アリ「ちょっと、遠回りだけど、空いてる道行こう。」
縁日の裏側の林の遊歩道を抜ける。
人通りもなくて、手を繋ぐ理由もなかったけど、私達は手を繋いだままだった。
苑子さんの言った言葉を思い出す。
1番の子しかkissしないから私は断られたっていう。
苑子さん、アリーにkissしようって言ったのかなぁ?
アリーの1番は今でも私なのかなぁ?
私はそれを確かめたくて、行動する。
麻衣「アリー。」
私は立ち止まり、アリーの手を引いた。
麻衣「アリー、kissして。」
私はアリーの目をじっと見つめた。
アリーも私の目を見つめる。
屋台の並ぶ裏側の通り。
縁日の光が漏れてアリーの顔を照らしている。
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minja(プロフ) - どっちとくっつくか、それはモニカさんに全面お任せしています 笑 本編の“My Love”タトゥーがどう絡んで来るのか、楽しみ! (2014年4月7日 19時) (レス) id: 6600b5ef3d (このIDを非表示/違反報告)
モニカ尾藤(プロフ) - minjaさん» そりゃぁもう、最初から登場人物紹介は3人だけですからネ。どっちとくっつくか大募集中です(笑) (2014年4月2日 21時) (レス) id: 4207d3535b (このIDを非表示/違反報告)
minja(プロフ) - 麻衣ちゃんと志の頃の美樹ちゃんが重なって見える? アツトと修哉のライバル関係が再現されるんでしょうか?更新楽しみです。 (2014年4月2日 19時) (レス) id: 77b8aff7cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モニカ | 作成日時:2014年2月19日 11時