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反抗5 ページ16

サッカーやらない俺なんて、きっと興味がないんだろうな。

ひねくれた俺の結論だった。

家での態度はますます悪くなっているのが自分でもわかる。

そして、そんな俺を心配そうな表情で見るママの顔を確認する事でしか、ママの愛情を確認する事ができなかった俺がいた。

ママの心配そうな顔を見ると自分だって苦しいくせに、そうする事しかできなくなっていた。

アツトには、さすがに勝てる気がしないし、そこと揉めたらママは立ち直れないって感じていたから、アツトよりは早く家に入るように気を付けていた。

だけど、ある日アツトが俺の計算より早く帰って来た日があった。

『良さげな友達できたんだね。公園でたむろってたでしょ。』

帰ってすぐ、アツトにからかわれる。

しかも、公園での様子を見られていた。

俺はごまかす事も、開き直って口を返す事もできず無視するしかなかった。

アツトは怒るわけでもなく、困った顔もせずに楽しそうに俺をちゃかしてきた。

その態度がさらに俺をムカつかせる。

そっちがそうなら俺にだって考えがあるさ。

もう、アツトの帰ってくる時間なんて無視で、俺の帰りたい時間に自由に帰るようにした。

苑子や雅雄や飛馬がとっくに家に戻っても俺だけ公園や街をぶらついたりした。



苑子がライブハウスのチケットを3枚手に入れた。

俺は音楽をやっているわけではないので、すごく興味はあったけど、たぶん他の3人で行くんだろうなって思ってた。

だけど、話の方向性が…やっぱ、高校生ならともかく、中坊がライブハウスはまずいっしょって事になり

苑子「私、今まで黙ってたけど、出席日数が足りなくて、実はみんなより1つ上なんだよね。」

飛馬「え〜〜〜。」

雅雄「何か、大人っぽいと思ってたよ。」

この時代の1歳はでかい(笑)

苑子「雅雄とアリーは背も高いし、十分高校生でいけると思うの。だから、今回は飛馬、あなたが残って。」

飛馬「え〜〜〜!!」

雅雄「坊主頭だしなww」

飛馬「だって、うちじゃ野球部が必須条件なんだって、家族の〜。」

泣く泣く、飛馬は連れて行ってもらえなかった(笑)

悔しかったら、もっとでかくなれよ飛馬。

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minja(プロフ) - どっちとくっつくか、それはモニカさんに全面お任せしています 笑 本編の“My Love”タトゥーがどう絡んで来るのか、楽しみ! (2014年4月7日 19時) (レス) id: 6600b5ef3d (このIDを非表示/違反報告)
モニカ尾藤(プロフ) - minjaさん» そりゃぁもう、最初から登場人物紹介は3人だけですからネ。どっちとくっつくか大募集中です(笑) (2014年4月2日 21時) (レス) id: 4207d3535b (このIDを非表示/違反報告)
minja(プロフ) - 麻衣ちゃんと志の頃の美樹ちゃんが重なって見える? アツトと修哉のライバル関係が再現されるんでしょうか?更新楽しみです。 (2014年4月2日 19時) (レス) id: 77b8aff7cd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:モニカ | 作成日時:2014年2月19日 11時

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