オンライン・ホライズン 2

第３１話「永遠の時の流れ」 ページ23

…ヤバいな。

もう少しましな隠れ場所にしとけば良かった。

謎のゲーム開始から二十分。さっきから同じ場所に隠れている。

私は広場の近くのビルに隠れている。時間を確認しやすいからだ。

―数分前、私達は訳が分からずに解散して、私は隠れる場所を探した。

変にこういうのはつい本気になっちゃうなぁ…。

でもすごく久しぶりに鬼ごっこをしているなぁ。

まずは隠れてから、鬼に見つかったら逃げるという感じでやっていたのを思い出した。

そして現在、建物の中にある真っ黒な机らしき者に隠れて、ほのぼのと思い出をしていると、誰かの足音が近づいて来た。

意外と長くやって行けたな…、私のアバターは尻尾があるから、頭隠して尻隠さず的な事にならないようにしないとね…。

その足音は段々と近づいて来て、私のま近くまで来た。

私はずっと息を殺している。

心臓の音がバクバクと耳まで聞こえる。

…私、何度目かの大ピンチ！

―続く―

未来…(え!?もう私の出番終わり!?)

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