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第30話「鬼ごっこ2」 ページ21

―シュゥゥゥ…―

音に気がついて、私は目を開けた。いつもの白い壁が視界いっぱいに広がった。

…あ、転送が終わったみたいだね…。

何だか、いつも転送される時に意識が飛んで変な夢みたいなのを見るなぁ…。

「ま、…ああ違う!え〜と、ミコ!ミイ!」

また呼び名をいい間違えそうになったよ…。ややこしいなぁ。

「ミク!良かった。無事に全員転送されて」

隣に二人のアバターが立っていた。

いつもと変わらない姿だ。

「早く行こうよ!今回はどんなウイルスなのかな?」

ミイが言うと、天井から博士の声が降ってきた。

「もう行っちゃって良いかい?」

「OK!いつでも良いよ!」

ミコが叫ぶと、壁が倒れ始めた。

辺りが光に包まれる。

―バタンッ…―

…何、これ!?

「何!?このエリア…」

ミコとミイがポカンと口を開けた。

―目の前に、白く大きなビルの様な建物が建ち並び、真ん中に広場らしき広さがある。

その広場を取り囲むように、建物は建っていた。

「まるで現実世界の都会みたい…」

私は呟いた。すると、近くの建物の影に、神谷君のアバター、―ラオウが立っていたのに気づいた。

「あ、ラオウ。ウイルスはどこなの?」

ミイがラオウに向かって言った。

ラオウはため息をついて言った。

「俺はさっきから探し回っているが、一匹も見当たらない…」

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桃ん牙(プロフ) - 鬼怖い(´・ω・`)メールとか誰からとか、気になる! (2015年5月17日 17時) (レス) id: b1c28b4557 (このIDを非表示/違反報告)
桃ん牙(プロフ) - ありがとです!!今回はまさかの鬼が( ゚Д゚) 皆大変っすね←私だったら即気絶。 (2015年2月14日 11時) (レス) id: b1c28b4557 (このIDを非表示/違反報告)
シヲリ(プロフ) - 桃ん牙さん» 自分のIpatですか!?(οдО;)うらやましい…。是非ともチャレンジしてみて下さい(⌒‐⌒) byウメトみかん みかんがなんか返信できないってさ!代わりに私が伝えに来たよー♪ (2015年1月12日 9時) (レス) id: 8c6936e887 (このIDを非表示/違反報告)
桃ん牙 - 自分のI pad買いました!それだけです(^-^; 始めてみようかなと…(*´-`) (2015年1月4日 21時) (レス) id: b1c28b4557 (このIDを非表示/違反報告)
ウメトみかん - ももねーさん» お返事遅れてすいません!また続きを書きます!仇って… (2014年12月31日 16時) (レス) id: 3dad3c509e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ウメトみかん | 作成日時:2014年10月26日 19時

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