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「どういう事なんだ?シオン」
放課後、どの部活も所属していない博田武が校庭の暗い地下室で、パソコンの画面に向かっていた。
―僕はマイク付きヘッドホンを耳に当て、テレビ電話でパソコンの画面に映る「シオン」と話をしていた。
実は、シオンとはあのメールが来てから、皆に黙って連絡をしていた。
シオンは自分の持っているウイルスに関するデータを提供してくれた。
こちらもデータを提供し合った。
「ウイルス名が驚きだったデス。まさかそちらの…」
「うん、僕も驚いたよ。このウイルスが悪用されたら戦争にもなってしまう…」
僕の額から、一筋の汗が流れた。
「とにかく、そちらにも協力してもらいたい。僕らだけでは戦力が足りない」
「ワかっタ。ワれわれも協力しよウ」
シオンは帰国子女のハーフなのか、少し発音が変だった。
シオンと通信を切り、インターネットに接続する。
「確か、未来ちゃんのお父さんは科学者だったかな?…」
カタカタとキーボードを叩く音が、暗い地下室に響く。
「あ、あった!…吉本一雄、13年前に謎の急…」
その時、パソコンがウイルスの現出を知らせる画面に切り替わった。
「あ!ウイルス発見!皆を呼ばないと!」
画面の時計を確認すると、五時を過ぎていた。
「皆部活終わっているね…」
僕は携帯のメールで一斉送信をした。
『ウイルス発見。地下室に集まって。直ぐに皆戦闘だよ!』
―続く―
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桃ん牙(プロフ) - 鬼怖い(´・ω・`)メールとか誰からとか、気になる! (2015年5月17日 17時) (レス) id: b1c28b4557 (このIDを非表示/違反報告)
桃ん牙(プロフ) - ありがとです!!今回はまさかの鬼が( ゚Д゚) 皆大変っすね←私だったら即気絶。 (2015年2月14日 11時) (レス) id: b1c28b4557 (このIDを非表示/違反報告)
シヲリ(プロフ) - 桃ん牙さん» 自分のIpatですか!?(οдО;)うらやましい…。是非ともチャレンジしてみて下さい(⌒‐⌒) byウメトみかん みかんがなんか返信できないってさ!代わりに私が伝えに来たよー♪ (2015年1月12日 9時) (レス) id: 8c6936e887 (このIDを非表示/違反報告)
桃ん牙 - 自分のI pad買いました!それだけです(^-^; 始めてみようかなと…(*´-`) (2015年1月4日 21時) (レス) id: b1c28b4557 (このIDを非表示/違反報告)
ウメトみかん - ももねーさん» お返事遅れてすいません!また続きを書きます!仇って… (2014年12月31日 16時) (レス) id: 3dad3c509e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ウメトみかん | 作成日時:2014年10月26日 19時