第30話 ページ35
光華side
――体育祭当日――
控室でゆっくりしていると百合から話しかけられた。
百合「今日は頑張ろ…優勝は目指してないけど、少しは楽しむ感じでさ」
光華「おう。」
それから色々あり、第１種目が障害物競走らしい。
ルートを外れなきゃ何してもいいらしい。
光華「百合。」
百合「ん？何？」
光華「最初にさ、轟が凍らせてくると思うから、ちょっとごめん。」
百合「え？うわっ！？」
百合を私が横抱きしている。
百合「これじゃあ動きにくいんじゃない？」
光華「大丈夫。飛ぶから。」
マイク「スタートー！！！」
Booom！！！
一斉にに飛び出した。
が、やはり轟が凍らせてきた。
だが、私には無意味。
何事も無かったように飛び出した。
Ａ組の皆は回避していた。
ある程度進んだら、百合をおろした。
光華「じゃ、こっからは自分の力で進んでね。」
百合「分かった。」
それから、第２、３関門を余裕で突破した。
順位は１８位。
うん、早くついてしまった。
１位は出久らしい。
凄いな。
光華「出久、１位おめでとう。」
緑谷「あ、光華ちゃん、ありがとう((ﾌﾆｬ」
光華「！！そういうの反則…／／／((ﾎﾞｿｯ」
緑谷「ん？何か言った？」
光華「いいや。あ、私もう行かなきゃ。」
緑谷「え…次の競技に出ないの？」
光華「うん、怪我した人の治癒しなきゃだし…。」
緑谷「そっか…。」
光華「だから、私の分まで頑張ってね。出久。」
緑谷「！！！うん！」
さ、保健室に行かなきゃ。
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