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10年前








窓の外から聞こえる


ミーンミーンという虫の声






今は高校2年の夏




俺の通っている高校はいわゆる



自称進学校で、





周りのヤツらもう受験勉強真っ只中。









一部を除いて









「なあ、今年の夏休みどこ行く?」






俺の親友ドギョムがそういう








『えー俺パス』







「ノリ悪ぃーな!!なぁ!」






「遊べるのは今年しかないし行こうよ」







『そうだな……行くか!!』








「よし!!どこ行くか!やっぱ海?」




「あ、」



 
 
 
 










「お前ら授業中にしてはいい度胸だな?」









ハゲ頭の国語教師が俺らの頭をたたく




 
 
 
 
 




「すいません」






そうミンハオが言うと









「お前ら後でノート集めてもってこい」









はぁ、、







ため息が気づかれないよう








外を眺めた









まだまだ学生の俺は









これから起こる恋の物語を知らず









 
 

 
 
 
 
 
 








今を必死に生きていた

3→←1



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作者名:唖未 | 作成日時:2021年2月13日 20時

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