公子の妹【原神】

9話 ページ10

評価ありがとうございます！
伝説任務感覚で書いていて、オリジナルな物語等があるので、苦手な方はブラウザバック推奨です
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パイモン「まさか、Aが辛いもの好きだとは思わなかったんだぞ……」


パイモンちゃんは少し引き気味な顔で私の方を見ていた


辛い物を食べてると、生きてる…！！っていう感じがして好き、とても好き


って言うと変態だと思われるから言わないけど……


『リフレッシュしたいときとか、辛い物食べるとすごく効果的なんだよ？

璃月の辛さは群を抜いてると思うけどね！』


うげぇ、という顔をしたパイモンちゃんは、道の先を見て、パッと顔を明るくさせた


パイモン「あれ、行秋と重雲じゃないか？」


空「ほんとだ」


パイモンちゃんがフヨフヨと先を進んで行き、私と空くんはその後をゆっくり着いていく


彼らも私たちに気付いたようで、私たちの方を向いている


パイモン「行秋に重雲！この間ぶりだな！」


？「あぁ、久しぶりだね」


？「その後ろの女の子は誰か聞いても大丈夫か？」


水色の髪の毛をした男の子は私のことを見て、自己紹介を待っているようだ


『はじめまして、Aっていうの

よろしくね！』


2人共、A……と確認するように私の名前を呟いてから口を開いた


行秋「僕の名前は行秋さ」


重雲「ぼくの名前は重雲、よろしく頼む！」


行秋くんと重雲くん、ね


2人は仲が良いそうで、よく一緒に居るらしい


パイモン「それにしても、行秋も重雲もどうしてここに？」


行秋「あぁ、実はこの前、重雲に妖魔が居そうな所を紹介してたんだ

それで、つい先程まで行ってみてたみたいでね」


重雲「少し、不思議なことが起こったから確認しにきたんだ」


パイモンちゃんはそこで、「不思議なこと？」とオウム返しをしていた


そんなことを言っている私も、ソレについて少し気になったため、おとなしく黙って彼らの言葉を待っている


行秋「本当なら、いつも通り魔物が相手なんだが……」


重雲「動物が居たんだ、見たことない！」


重雲くん曰く、


その動物は小動物で、白狐のような姿をしていたらしい


近くに行くとすぐに消えてしまったのだが、去っていく時に光の粒のような物が辺りに舞っていたこともあり、少し気になっているよう


空「急に消えたの？」


重雲「あぁ、光がパッと包むような感じで…」


パイモン「白狐、かぁ…」




『それ、本にある、白狐のお話に出てくる狐に似てると思わない？』

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