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14話 ページ15

来た道を辿ること約数分


私たちはすっかり氷が溶けきった、綺麗なお守りを祠へ持って帰って来ることができた


パイモン「本当にこのお守り、2つセットなんだな!

模様が綺麗に繋がってる!」


『ほんとだね…

これで、少年と白狐がまた会えるといいんだけど』


私たちが祠から数歩離れると、祠の周りに光が漂い始めた


パイモン「これ、もしかして…!」


光は徐々に増えていき、祠に纏わりつくように集まっていく


祠が光で埋め尽くされるぐらいになったとき、


誰かの声と共に、目を開けていられない程の光を放った







「"ありがとう"」








光が収まり、目を開けると、もうそこに祠はなく、


可愛らしい花が2輪、寄り添うように生えていた




パイモン「すっごく綺麗だったな!

途中で目が開けられないほど眩しかったけど……祠が消えたってことは、白狐と少年が会えたってことだろ?」


『うん、そうだと思うよ

……ふふ、私たち、とっても不思議な体験をしたね!』


空「あぁ、忘れられない思い出になった」


パイモン「じゃあ、そろそろ戻るか!

きっと、公子もAのことを心配してるんじゃないか?」


『あ、そういえばお兄ちゃんの所に泊まるから迎えに来てねって言ってたよね、私


……よし、早く行こう!』


パイモン「あ、ちょっと待ってくれよA〜!!」

















「とってもいい人たちだったね」


〈あぁ、また会いたいものだな〉


「僕、あの人たちのおかげで今、君と会えてるんだね


……そろそろ、僕たちも行く?」


〈……もう、良いのか?〉


「うん……寂しい思いも、する必要なくなったし

最後に、いいもの見せてもらえたから」


〈そうか〉







少年と白狐は、一人ぼっちだった


でも、今はもう一人ぼっちじゃない


もう繋いだ縁を断ち切れぬように


彼らは夜


月を眺めながら


一歩、歩み出した



















少年が居た小さな洞窟は、


もう無くなっていた


でも、あの小さな輝きは


写真の中に、その形を残し続ける



















『やっぱり、写真って好きだなぁ』


タルタリヤ「どうしたんだい?急に」


『んふふ、なんでもなーい!

ねね、今日の晩御飯は?』


タルタリヤ「今日はね……」

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猫(°▽°)(プロフ) - 刹龍さん» 返信が遅くなってしまいすいません(>人<;)綾人お兄様めっちゃいいですよね!!!絡ませる予定ありありなので待っててください!!リクありがとうございます!! (2023年3月28日 7時) (レス) id: 9b92b13f17 (このIDを非表示/違反報告)
刹龍(プロフ) - 初コメ失礼致します!!私稲妻のキャラでは神里綾人若様が一番好きでして、なかなか外へは出てこられないレアキャラですがだからこそ絡みが見たいです!! (2023年2月26日 4時) (レス) @page38 id: ff7fd9ef07 (このIDを非表示/違反報告)
猫(°▽°)(プロフ) - けーとさん» そう言っていただけて嬉しい限りです…!!!リクエストまたお待ちしてます! (2023年1月5日 8時) (レス) @page31 id: 77f036c115 (このIDを非表示/違反報告)
けーと(プロフ) - 猫(°▽°)さん» めっちゃ可愛かったです‼️ありがとうございます!🥰 (2023年1月4日 23時) (レス) @page31 id: 88e9d7aad0 (このIDを非表示/違反報告)
猫(°▽°)(プロフ) - けーとさん» けーとさんリクありがとうございます!!!!胡桃との絡みですね!絶対可愛い……素敵なリクをありがとうございます…(泣)更新は少し遅くなってしまいますが…楽しみにしていただけると嬉しいです! (2022年11月7日 22時) (レス) id: 77f036c115 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:猫(°▽°) | 作成日時:2022年9月7日 17時

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