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A
・
ﾄﾞﾝｯ
自分と"何か"との間に強い衝撃が走ると同時に
私のお腹辺りに冷たいものが触れた。
感じた痛みに、思わず下を向いてしまう。
｢ごめんなさい…！大丈夫ですか!?｣
ぶつかってしまった相手が焦ったように謝ってくる。
なぜか、聞き覚えのあるその声に違和感を覚えながら
『大丈夫です…』
と、顔を上げると、
ライダースに、黒のマスクを付けたスタイルのいい
男の人が心配したように私の顔を覗き込んでいた。
『いやっ、私も悪いので…』
そこまで言って
私は気づいてしまった。
私の目の前にいるこの男性は。
やけに足が長いこの男性は。
マスクをしていても、色気がだだ漏れのこの男性は。
・
・
信じられない。
・
私が、大好きで大好きで
会いたくてたまらなかった
SnowManの"宮舘涼太"だった。
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作者名：ももちゃん | 作成日時：2020年11月14日 1時
