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離れてしまうなんて考えられなかった。
本当のことを話して、彼が罪の意識から逃れようとしているのは、わかる。
でも、償いたいならそばにいてほしい。
いや、そんな理由じゃない。
まだ、愛してたから。
名前が違うとか、自分を偽ったとか。正直、そんなのどうでもいい。
好きだから、一緒にいたいから。
離れたくないから。
最後に振り向いた彼の顔、背中向けて歩き出す姿。
何も考えず、衝動的に後ろから抱き締めて、引き留めた
自分の気持ちを思うがままに___
____まだ、一緒にいたいから
静まり変える部屋の中、響いて消えたその言葉を最後に、静寂が訪れた
震える背中と小さく鼻をすする音。
「…泣いてる?」
「泣いてない」
明らかに泣いているのに強がる君がいとおしくて、腰に回した腕に少し力を込めると
その手を強く握られた
「伊野尾ちゃんは、辛くないの?」
やっぱり少し寂しかったのかもしれない。
今までの思い出や”愛してる”の言葉さえも、嘘なんじゃないかなって、少し考えた
でも、彼は愛してくれてた
それだけは偽りなんかじゃない。
「…辛いよ。でもね……」
もう、2人の間に嘘はいらないと思うんだ。
こうやって会話ができる、ふれあうことができる、
君の愛と温もりを感じることができる。
それは全然辛くない。
それは、とても
「幸せだよ」
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しゃん。(プロフ) - るるさん» 大好きだなんて…泣 嬉しいです!!新作出すの遅れるかもしれませんが、待ってて下さい!!笑 (2017年12月19日 17時) (
レス) id: 69756c28e8 (このIDを非表示/違反報告)
るる - しゃん。さんの作品大好きです!!泣いちゃいました。寒暖差アレルギーが終わってしまったのは寂しいですが、新作楽しみにしてます!! (2017年12月18日 18時) (レス) id: 859ea4a675 (このIDを非表示/違反報告)
しゃん。(プロフ) - 白米と猫♪青受けloveさん» そんな天才だなんて…泣 ありがとうございます!!泣いていただけるなんて嬉しいです、照 (2017年10月28日 8時) (レス) id: 69756c28e8 (このIDを非表示/違反報告)
白米と猫♪青受けlove - わぁ〜「しゃん。様」天才ですか？電車で読んで一人で泣いてました。たぶん、まわりから変な目でみられてたと思いますw (2017年10月27日 21時) (レス) id: 68ea1b8acf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃん。 | 作成日時：2017年9月19日 14時
