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「いいから目閉じろ。絶対開けんなよ」
強引な夏向の言うとおり、私は恐る恐る目を閉じた。
これから何が起きるんだろうというドキドキ感と、恐怖心が入り混じる。
ゆっくりと気配が近づき、夏向は私の手を繋いでから歩き始めた。
『ね、夏向…』
「いま開けたら、毎日メシにお前の嫌いなもん出す」
『え、やだ』
少しだけ目を開けようとした瞬間、見ていたように夏向の意地悪な一言が飛んできた。
そんなことで言う事を聞いてしまう私も子どもだけど、夏向はさらに大人気ない…。私より年上なのに。
「………よし。いいぞ、」
急に立ち止まった夏向の声に、ゆっくりと目を開ける。
何かを見せたいはずなのに、目の前には何もなくて首をかしげていると、夏向の視線が下を差した。
下？ 下に何が ────
『……っ、！！？』
” ドタッッ…”
「ふっ…、やっぱダメか」
驚きのあまりその場から後ずさってお尻をついてしまった私を見て、なぜかドヤ顔の夏向が笑う。
まさか、タワーの下が透けて見えるなんて思わなかった……
ガラスの床なんかどうして作ったのか、設計者さんに文句を言いたい。
それくらい、本当にこわかったのに……
『…………ばか、』
「は？……………おいっ、どこ行くんだよ…！」
焦ったような夏向の声を背に、早足で階段を目指す。
夏向はいつものように私をからかっただけ。
そんなこと、わかってる。こんなことで怒る自分が幼稚だってことも。
だけど、少しくらい謝ってくれたってよかったのに…。
そしたら笑って、すぐに許せるのに。
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I(プロフ) - みどくろさん» みどくろさん、ありがとうございます！！ お互いがんばりましょうっ(*^^*) (2016年9月6日 18時) (
レス) id: f5b592d975 (このIDを非表示/違反報告)
みどくろ - Iさん» 続編おめでとうございます！勉強がんばりますね♪ (2016年9月6日 16時) (レス) id: d4bef834e4 (このIDを非表示/違反報告)
I(プロフ) - みどくろさん» 無理なさらずにお勉強がんばってくださいね^ ^ お時間あるときにまた遊びにきてください♪ (2016年9月5日 22時) (レス) id: f5b592d975 (このIDを非表示/違反報告)
I(プロフ) - みどくろさん» いえいえ、デシャヴってやつかもしれないです…（笑）でもこうして、みどくろさんが初めてコメントしてくださったことが本当に嬉しいです！！ ぁ、その手がありましたか！お勉強忙しそうですね…そういえばそのドラマに賢人くん出てましたね！ (2016年9月5日 22時) (レス) id: f5b592d975 (このIDを非表示/違反報告)
みどくろ - Iさん» あらら。実はコメしてたり...したかもです。。どっちにしろ名前覚えているなんですごい！流石！私の姉がYouTubeにうpされた好きことの動画見ているんですけど、なかなか時間無くて...(￣ー￣)今は勉強の息抜きに35歳の高校生を見てます。時間があったら見てみますね！ (2016年9月5日 21時) (レス) id: d4bef834e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：I
| 作成日時：2016年8月16日 17時
