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「おじさーん、１回ね！」
「はいよ〜」
『え、いいよっ』
「いーからいーから。で、…どれ狙う？」
思い出に浸ってるあいだに、冬真はすでにお金を払っていた。
射的銃をかまえて的をさだめる横顔は真剣で、思わずまた、記憶がぶり返してしまう。
『じゃあ…………あれ、…ピアノ』
「おっけー。絶対落とす」
私が赤いピアノを指差すと、冬真は片目をつむって狙いをさだめ、引き金を引いた。
” ………ポンッ ”
『「……？」』
” コトッ ”
「よっしゃ！！！」
『すごい……ほんとに取っちゃった』
「はい、お嬢ちゃん。腕のいい彼氏だね〜！」
『わ…、ありがとう、ございます』
見事に一発で落ちた赤いピアノのおもちゃをおじさんから受け取る。彼氏って、…違うのに。
「そうなんすよ〜、可愛い彼女のために頑張っちゃいました〜！」
『冬真っ…』
「まっ、いーじゃん。これ見ていつでもオレのこと思い出してよ」
『…………ありが、と』
ニカっと笑うその姿にお礼を言うと、冬真は後ろ手で髪をかいて、照れて見せた。
ゆっくりと景品を両手で抱きしめる。
あの時は、手に入れられなかった思い出。
” ……また来年、来ればいいだろ ”
きみはまだ、覚えていますか…？
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I(プロフ) - みどくろさん» みどくろさん、ありがとうございます！！ お互いがんばりましょうっ(*^^*) (2016年9月6日 18時) (
レス) id: f5b592d975 (このIDを非表示/違反報告)
みどくろ - Iさん» 続編おめでとうございます！勉強がんばりますね♪ (2016年9月6日 16時) (レス) id: d4bef834e4 (このIDを非表示/違反報告)
I(プロフ) - みどくろさん» 無理なさらずにお勉強がんばってくださいね^ ^ お時間あるときにまた遊びにきてください♪ (2016年9月5日 22時) (レス) id: f5b592d975 (このIDを非表示/違反報告)
I(プロフ) - みどくろさん» いえいえ、デシャヴってやつかもしれないです…（笑）でもこうして、みどくろさんが初めてコメントしてくださったことが本当に嬉しいです！！ ぁ、その手がありましたか！お勉強忙しそうですね…そういえばそのドラマに賢人くん出てましたね！ (2016年9月5日 22時) (レス) id: f5b592d975 (このIDを非表示/違反報告)
みどくろ - Iさん» あらら。実はコメしてたり...したかもです。。どっちにしろ名前覚えているなんですごい！流石！私の姉がYouTubeにうpされた好きことの動画見ているんですけど、なかなか時間無くて...(￣ー￣)今は勉強の息抜きに35歳の高校生を見てます。時間があったら見てみますね！ (2016年9月5日 21時) (レス) id: d4bef834e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：I
| 作成日時：2016年8月16日 17時
