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『……ごちそうさまでした。今日は先輩に会えて本当によかったです』
「いーえ、こちらこそ。柴崎とまたゆっくり話できて楽しかったよ」
楽しい時間は、あっという間に流れる。先輩の行きつけのレストランで食事をしながら、思い出話をたくさんした。
……気づけば、腕時計の針はとっくに９時を過ぎていた。
『私もです。明後日、頑張ってくださいね』
「ありがと。送ってかなくて本当にいいの？」
『はい、大丈夫です』
「じゃあ…、気をつけて帰れよ。今度はウィーンで待ってる」
きっとまた、しばらく会えなくなる姿が背を向ける。
冗談っぽく言うその何気ない言葉に、いつも勇気づけられていた。
私はまた、前を向けるかな………
うん、きっと、…もう大丈夫だよね。
「……柴崎、」
『……？』
「やっぱもう少し、一緒にいようよ」
振り返った先輩の真剣な声に、戸惑う。
『あの……、先輩、』
「……ダメ？」
『え？ ………ぁ、えっと…、』
「……ははっ、冗談だよ。そんな困った顔されたら傷つくなぁ」
なんだ、びっくりした。でも先輩の冗談って、昔からリアルでいつもわからない…。
だけど、正直ほっとしてしまった自分がいる。
「けど、雨強くなってきたしやっぱ送る」
『……ぁ、』
急に強くなった雨脚に不安がつのっていく…。
夏向…、もしかして待ってるかな。
一応、連絡はしておいたけどもうこんな時間だし、さすがに帰ってるよね…。
……でももし、…本当に待ってたら？
「……柴崎、？」
『先輩、………ごめんなさいっ』
「え、……柴崎っ！」
呼び止める先輩をひとり残し、私は走り出した。
きっと、夏向は待ってる。
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I(プロフ) - みどくろさん» みどくろさん、ありがとうございます！！ お互いがんばりましょうっ(*^^*) (2016年9月6日 18時) (
レス) id: f5b592d975 (このIDを非表示/違反報告)
みどくろ - Iさん» 続編おめでとうございます！勉強がんばりますね♪ (2016年9月6日 16時) (レス) id: d4bef834e4 (このIDを非表示/違反報告)
I(プロフ) - みどくろさん» 無理なさらずにお勉強がんばってくださいね^ ^ お時間あるときにまた遊びにきてください♪ (2016年9月5日 22時) (レス) id: f5b592d975 (このIDを非表示/違反報告)
I(プロフ) - みどくろさん» いえいえ、デシャヴってやつかもしれないです…（笑）でもこうして、みどくろさんが初めてコメントしてくださったことが本当に嬉しいです！！ ぁ、その手がありましたか！お勉強忙しそうですね…そういえばそのドラマに賢人くん出てましたね！ (2016年9月5日 22時) (レス) id: f5b592d975 (このIDを非表示/違反報告)
みどくろ - Iさん» あらら。実はコメしてたり...したかもです。。どっちにしろ名前覚えているなんですごい！流石！私の姉がYouTubeにうpされた好きことの動画見ているんですけど、なかなか時間無くて...(￣ー￣)今は勉強の息抜きに35歳の高校生を見てます。時間があったら見てみますね！ (2016年9月5日 21時) (レス) id: d4bef834e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：I
| 作成日時：2016年8月16日 17時
