20. 一緒にいたいひと ページ1
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待ち合わせ場所に着くと、白地に少し派手な柄の浴衣、黒の帯を纏っている冬真が手を振りながらやって来た。
浴衣なんて着てこないと思ってたから驚いた。普段の冬真からは想像できないくらい、大人っぽくて色気がある。
『テストお疲れさま』
「…………ねえ、やばい。可愛い。まじで可愛いすぎるんですけど」
私を見た瞬間、時が止まったかのように冬真は目を見開きながら、自分の口を両手で押さえた。
『ぁ、…ありが、と……』
「いや、まじで可愛いから！ うわっどうしよっ…可愛いすぎっ」
『わ、わかったから…っ』
それから大きな声で何度も「可愛い！」と叫びながら胸元をぎゅっと押さえたり、しゃがみこんだり、とにかくものすごく挙動不審だ。
そんな冬真に、周りの人たちの視線が集まってくるのは時間の問題だった。もう、恥ずかしい…。
「はぁ………このまま連れて帰りてぇ〜。他のやつに見せるとかまじでもったいない！」
『と、冬真…』
瑠美さんが選んでくれたのは、白地に淡い紫と青の小花をちりばめた浴衣。
可愛らしさを残しつつ、紫の帯が大人っぽさを引きだしてくれている。
「てかさ、……………昨日、夏向とヤっちゃった？」
『……っ！』
「……だとしたら嫉妬しすぎて死ぬかも、」
『だから、あれはっ……』
” ガシっ…”
「オレ、Aのことまだ諦めてないから」
左手で肩を組むように強く引き寄せられ、一気に冬真の唇が耳元に近づく。
その言葉に、耳から熱が顔中に広がるのがわかった。
なぐさめてくれたり、ふざけたり、勝手にキスしてきたり、こうやって急に真面目な顔したり……どれが本当の冬真なの…？
” …パシャ、パシャ、”
『え、いま撮った…？』
「ごめん、さっきより可愛くなってたからつい。その浴衣、すっごく似合ってる」
「ちょ、兄ちゃん！ 今の写メあとで送って！」
「どうしよっかなあ…」
そんなふうに冬真に意地悪する秋ちゃんの浴衣姿は、さすが大人の男性だ。
周りの女の子たちが振り返るほど、すごく似合ってる。
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I(プロフ) - みどくろさん» みどくろさん、ありがとうございます！！ お互いがんばりましょうっ(*^^*) (2016年9月6日 18時) (
レス) id: f5b592d975 (このIDを非表示/違反報告)
みどくろ - Iさん» 続編おめでとうございます！勉強がんばりますね♪ (2016年9月6日 16時) (レス) id: d4bef834e4 (このIDを非表示/違反報告)
I(プロフ) - みどくろさん» 無理なさらずにお勉強がんばってくださいね^ ^ お時間あるときにまた遊びにきてください♪ (2016年9月5日 22時) (レス) id: f5b592d975 (このIDを非表示/違反報告)
I(プロフ) - みどくろさん» いえいえ、デシャヴってやつかもしれないです…（笑）でもこうして、みどくろさんが初めてコメントしてくださったことが本当に嬉しいです！！ ぁ、その手がありましたか！お勉強忙しそうですね…そういえばそのドラマに賢人くん出てましたね！ (2016年9月5日 22時) (レス) id: f5b592d975 (このIDを非表示/違反報告)
みどくろ - Iさん» あらら。実はコメしてたり...したかもです。。どっちにしろ名前覚えているなんですごい！流石！私の姉がYouTubeにうpされた好きことの動画見ているんですけど、なかなか時間無くて...(￣ー￣)今は勉強の息抜きに35歳の高校生を見てます。時間があったら見てみますね！ (2016年9月5日 21時) (レス) id: d4bef834e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：I
| 作成日時：2016年8月16日 17時
