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夏も終わりに近づき、
朝夕は半袖では冷える季節になってきた。
あれからというもの、
私たちは佐藤くんを含めた4人で
集まることが増えていた。
廉くんとは、普通に話せるようになり
佐藤くんとも、すっかり仲良くなった。
岸くんとも…今まで通り。
岸くんのことが好きな気持ちが
なくなったわけではないけど、
もう遅いとか、好きじゃなくなった
とか言われそうで
なかなか行動を起こせずにいた。
私も、きっと岸くんも、
奥手で受け身タイプなんだ。
廉くんとのときも
廉くんから告白してくれたし
よくよく考えると私、
今まで自分から告白したことが
1度もない。
だって、怖いから。
振られたら傷つくし、
今のこの心地よい関係も壊れてしまう。
廉「A聞いてる？」
「…ん？」
廉「はーもう、ぼーっとしすぎやで。」
「ごめんー…」
4人で居酒屋の個室で食事中、
向かいに座った廉くんに怒られた。
岸くんは私の斜め前で
1番遠い席。
遠いって言っても
すぐそこだけどね。(笑)
勝「そんなに俺の隣嫌だった？」
「へ？ち、ちがう！
ちょっと考え事してただけ。」
勝「ふーん、そっか。俺トイレ。」
勝利くんが席を立つと、
「俺も漏れそ」ってお得意の
場酔いした廉くんも続いて出て行った。
必然的に、岸くんと二人きりになって
岸くんを見ると
「あいつら絶対わざとだろ。」って
笑うから、私も連られて笑った。
「そっち行っていい？」
岸「ん、おいで。」
断られるとも思ってなかったけど、
まさかそんな風に優しく言われるとは
思ってなくて、少し動揺しつつ、
机の反対側の、岸くんの隣に移動した。
岸「A今日そんな飲んでないだろ。」
「うん、まだ2杯しか飲んでない。」
岸「甘いやつな。」
「馬鹿にしてるでしょ。」
岸「してないって！(笑)
女の子はそういう方が可愛いよ。」
「…そういうのチャラいよ。」
“可愛い”って、私に言ったわけじゃないのに
いちいち反応してしまって、
それを隠すように冷たいことを言ったのに
岸「ははっ、お前だから
可愛いって思うんだよ。」
とか言うから、
なにも返せなくなってしまう。
それを悟られないように
お酒を飲むと、
「あ、照れてる。」って
ニヤニヤ見つめてくる。
ほんとエスパー…
でもやっぱり、
私のことわかってくれるって思うと
とても嬉しい気持ちになる。
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ももも。(プロフ) - さなさん» ありがとうございました！(*´▽｀*)続編も下書きを書いてみて、いけそうだったら公開したいと思います！ (2018年7月13日 19時) (
レス) id: 8a3dc3d2c2 (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - ももも。さん» 完結おめでとうございます！！とっても面白かったです！最後は2人とも幸せになれてほんとに良かったです！もし良ければ結婚までの2人のお話しも読んでみたいです！これからも応援してます…！頑張って下さい！！ (2018年7月12日 20時) (レス) id: dd0236ddd1 (このIDを非表示/違反報告)
ももも。(プロフ) - さなさん» コメントありがとうございます！頑張ります！ (2018年6月30日 18時) (レス) id: 8a3dc3d2c2 (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - とても面白いです！岸くんの一途な気持ちや、主人公の切ない気持ち、廉くんの主人公思いな所、見ていてキュンキュンします！更新頑張って下さい！！ (2018年6月24日 23時) (レス) id: 33f5ac50b8 (このIDを非表示/違反報告)
ももも。(プロフ) - ささん» そんな風に言っていただけて本当に嬉しいです(><)期待に少しでも添えるよう頑張ります！ (2018年6月15日 10時) (レス) id: 8a3dc3d2c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ももも。
| 作成日時：2018年5月31日 20時
