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岸side
沙「わかってるの。」
岸「へ？」
突然話し始めた沙希さんを見ると
うっすら、目に光るものが見える。
沙「岸くんの邪魔してるってこと。」
岸「邪魔なんて、そんな…」
沙「岸くんバカだから気づいてないけど。」
岸「…すいません…」
沙「私がいなければ岸くん、今頃西条さんと
上手くいってたかもしれないのに。」
岸「…」
沙「私、岸くんと西条さんが
付き合うのが嫌で
わざと岸くんを混乱させたの。」
岸「…」
沙「今日だって、
最後に岸くんと2人でいる時間がほしくて
それで無理やり…ごめんなさい。」
岸「沙希さん…」
涙を零さないように
必死に瞬きをしている沙希さん。
きっと泣いてしまったら
迷惑だと思っているんだ。
岸「泣かないでください…
何も気付かずに
沙希さんにそんな思いさせて
俺の方がすみませんでした。」
ペコッと小さくお辞儀をして
沙希さんを見ると
ついに、涙がこぼれ落ちた。
沙「…でも…
岸くんは西条さんのこと…
好きなんでしょ…？」
岸「…俺は…」
わかんねぇ…。
俺は、Aのことが好き…？
俺が黙り込むと、
バンッ、とテーブルを叩き
驚いているうちに
沙希さんから両頬を、両手で挟まれた。
沙「もー、ほんとバカ！
あんたは西条さんのことが好きなの！
永瀬くんといるとこ見て嫌な気持ちになるでしょ？
自分じゃない誰かに笑顔見られたくないでしょ？
てか、周りみんな気づいてるから。
気づいてないの、あんたと西条さんだけ！」
最後にパチンッと両頬を
挟むように叩かれた。
岸「いってぇ…」
ほっぺを摩っていると、
今まで口を開けて
ポカンとしていたバーテンさんが
「アッハッハッ」と笑い出した。
バ「サイコーだよ、お前ら。」
沙「何よ。人の不幸見て笑わないでくれる？」
バ「すまんすまん。つい。笑
お前には、もっといいやつすぐ現れんだろ。」
岸「…それ俺のセリフ…」
沙「うるさいわね！」
岸「あっ、すみません…」
バ「アッハッハッ」
バーテンさんがお腹を抱えて笑うから、
なぜだかわからないけど
こっちまで笑えてきて
3人でたくさん笑った。
.
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ゆもちゃ。(プロフ) - あやさん» ありがとうございます！期待に添えるように頑張ります！( >ω< ) (2018年5月28日 18時) (
レス) id: 8a3dc3d2c2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆもちゃ。(プロフ) - くるみさん» 嬉しいです！ぎりぎりまでこじらせていきたいと思ってますのでお付き合いください（＾_＾）笑 (2018年5月28日 18時) (レス) id: 8a3dc3d2c2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆもちゃ。(プロフ) - ししまるさん» ありがとうございます！頑張ります！(p`･ω･´q) (2018年5月28日 18時) (レス) id: 8a3dc3d2c2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆもちゃ。(プロフ) - ちょなつさん» ありがとうございます！嬉しいです(´∀`) (2018年5月28日 18時) (レス) id: 8a3dc3d2c2 (このIDを非表示/違反報告)
あや - このお話大好きです！とても面白いです\(*´▽`*)/更新待ってます！ (2018年5月21日 15時) (レス) id: 05ff465bea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ももも。
| 作成日時：2018年5月4日 8時
