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その場に立ち尽くしたまま
気がつけば、永瀬くんに電話をかけてた。
廉「西条さん？」
「……」
廉「どうしたんすか？」
「……もう、やだ…」
廉「…今どこおるん。」
「……っ、う…」
廉「外やな…帰り？」
「……うん…」
廉「電話切らんといてな？」
少ししたら、前の方から
永瀬くんの走ってくる姿が見えて
動けない私を、永瀬くんは
そのまま抱きしめた。
廉「待たせてごめんな？」
「…なに、それ…彼氏みたい…っ」
廉「ははっ、ならせてくれんのは
そっちの方やろ？」
それから、永瀬くんは
泣き止むまで頭を撫でながら
抱きしめてくれた。
「ごめん…もう大丈夫…」
そう言うと、ようやく離れて
私を見つめる。
廉「帰れる？」
私の頭に手を乗せて、優しく言う永瀬くん。
「いつの間にか、敬語じゃなくなってる。」
廉「あ、バレました？すいません。」
「ううん、そっちの方が好き。」
廉「ほんまに？」
「うん。」
廉「よっしゃ。」
「ふふ、そんなに嬉しい？」
廉「嬉しいで？
こんな可愛ええ子に敬語使うん
しんどかったしな。」
「それ、馬鹿にしてるよね。」
廉「してへんしてへん！褒めたんやけど！」
「もー知らなーい。」
廉「あ、ちょ待ってって。笑」
私がイタズラに笑って歩き出すと
すぐに追いかけてきて、隣に並んだ。
廉「ほんまさっきの弱虫さんは
どこ行ったんや。」
「……」
私が黙ると、永瀬くんは
小さい声で「ごめん」と言う。
「岸くん、沙希さんとバーから出てきたの。」
廉「…っ」
「付き合ってるのかな？」
廉「それはわからへんけど…」
永瀬くんが私のこと想ってくれてるからって
こんな相談、ダメだよね。
「ごめんね。聞きたくないよね。」
廉「…ええよ、俺を使って。
もう散々傷ならついとるし？」
そう言って笑う永瀬くんは
本当にカッコイイ。
廉「それに俺、西条さんと居れるんやったら
岸さんが他の人と付き合えばええのに
って、最低なこと考えてんねん。
やから西条さんには、
俺のこと傷つける権利はあるやろ？」
「言ってること、デタラメだよ。」
廉「はは、せやな。」
「…でも、ありがとう。」
そのあと、ゆっくり2人で歩いて
家に帰った。
永瀬くんが、家まで送ってくれた。
家の前で、もう一度、
永瀬くんの体温を感じたくて
ぎゅっと、抱きしめた。
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ゆもちゃ。(プロフ) - あやさん» ありがとうございます！期待に添えるように頑張ります！( >ω< ) (2018年5月28日 18時) (
レス) id: 8a3dc3d2c2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆもちゃ。(プロフ) - くるみさん» 嬉しいです！ぎりぎりまでこじらせていきたいと思ってますのでお付き合いください（＾_＾）笑 (2018年5月28日 18時) (レス) id: 8a3dc3d2c2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆもちゃ。(プロフ) - ししまるさん» ありがとうございます！頑張ります！(p`･ω･´q) (2018年5月28日 18時) (レス) id: 8a3dc3d2c2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆもちゃ。(プロフ) - ちょなつさん» ありがとうございます！嬉しいです(´∀`) (2018年5月28日 18時) (レス) id: 8a3dc3d2c2 (このIDを非表示/違反報告)
あや - このお話大好きです！とても面白いです\(*´▽`*)/更新待ってます！ (2018年5月21日 15時) (レス) id: 05ff465bea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ももも。
| 作成日時：2018年5月4日 8時
