同じクラスなだけ (ページ17)

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渡辺「ココ最近ずっとついてくんじゃん。」

そう言って私達の方に来る。

渡辺「ふっかも、おれもふたりでいたいのにちょろちょろさぁ。」

え、ついていってたのかなわたし…

女「渡辺くんたち可愛そうじゃん。」

こんなの２対１じゃん。

渡辺「ねぇ、何も言わねぇの…？悲しい？和泉ちゃん。」

「わたし…渡辺くんたちの周りをうろついてた覚えないけど…」

渡辺「え、自覚ないんだ。」

「………………」

渡辺「あー、図星？」

「最低…渡辺くんたちと友達になりたかったのに。」

そう言うと渡辺くんは笑って

渡辺「俺らはうざいって思ってたよ、」

どう私は家に帰ったのかわからない。

お母さんとお父さんには「その目どうしたの？」

「学校でなんかあったのか、」なんて言われたけれど。

なんか話す気にもなれなくて。

席替えで隣になったから優しくしてくれてるのだと思ってた

クラスの子からの嫌がらせを少しだけ助けてくれたのだと思ってた…、

「私を嫌いなのは知ってるんだって…、…」

そう独り言をこぼしてしまう。

「お母さん私、学校辞めていいかな。」