同じクラスなだけ (ページ43)

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平凡な朝。

クラスメートの騒いでる声だけが響き渡る教室。

今日もまた一日が始まっちゃっなぁって。

渡辺「はよ、」

なんて言いながら隣の席に座ってくる渡辺くん

「………風邪治りました？」

渡辺「学校来てんだから治ってるに決まってんだろ」

渡辺くんの周りに色んな子達が集まってきて

あぁ、私と違う世界線の人だなと改めて実感する。

男「そういえば、今日席替えあるらしいよ！」

男「やっと渡辺もここの席から解放かぁ。」

男「次はだれが隣になんのかな」

渡辺「え？まじ、席替えあんの？」

「………私、知らない」

深澤「俺知ってたぁ。」

なんて言いながら深澤くんが。

渡辺「おい、ふっかそーゆことはな。連絡しろ、」

深澤「わすれてたぁ、ごめんて。なべ」

深澤「あ、なべのことしばいといたよ」

なんてニコニコしながら私に言ってくる

渡辺「俺なんもしてねぇのに、」

深澤「はいはい、なべぇ。そーゆこと言わないよー。」

それよりさ。

深澤「ね、ね、和泉ちゃんは、席替えやだ？」

なんて私を見つめてくる深澤くん

「え、」

渡辺「お前、席替え賛成組かよ」

おまえ。最悪なやつだな、

「なんも言ってないのに………」

自分の意見を言えないまま先生が入ってきて。

なんか、気まずい空気が渡辺くんと流れてる。

先生「せきがえしまーす、」

なんて言ってくじ引きを回す先生

渡辺「俺もここから解放かぁ。」

渡辺「次の隣のヤツふっかだったりしてな」

なんて笑ってて。

「やっぱり私と席が隣なの嫌だったですか？」

そうなんか聞きたくなった

渡辺「…別に、また隣になるかもしんねーし。」

私たちのくじ引きの番が回ってくる