同じクラスなだけ (ページ36)

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あの教室の出来事はなんだったんだろうか。

あの渡辺くんの声はホントの……………

帰り道、わいわいとしている集団がいるのが見える。

「なべぇ、クレープたべよーよ、」

渡辺「えー、俺甘いの嫌いなんだけど。」

深澤「俺と半分こする？」

「ふっか、やだぁ。わたしなべがいいー。」

渡辺「どんまい、ふっか。」

何故、巡り会ってしまうんだろうか。

正直、今会いたくないなぁ、なんて思って歩いてた足を止め振り返る。

バレないで欲しい、、、

深澤「あれ、？」

深澤くん、見逃して欲しいよ、、

深澤「和泉ちゃんじゃん？」

その深澤くんの声で渡辺くんも私の方を見る

深澤くんと渡辺くんと一緒にいた女の子たちは私の事睨んでるし、、、

渡辺「お前、つけてきたの？」

「いや………違います、」

渡辺「じゃぁ、なんで反対方向に歩き出そうとしたんだよ」

それは、、、、、

深澤「和泉ちゃんもクレープ食べる？」

なんて深澤くんの食べかけのクレープを、差し出される

「え、」

深澤「おいしいよ？いちごクレープだけどね」

渡辺「ふっか、お前。」

深澤「いいじゃん？見つけちゃったんだから、そのお詫び。ね、和泉ちゃん」

なんてニコニコしてる深澤くん

渡辺「おまえ、ふっかに感謝しろよ、それ。ふっかのなんだから」

「あ…………はい。」

深澤くんは「いいの、いいの」なんて言ってるけど。

なんか、渡辺くんと気まずい。