しょーちゃんのバースデープレゼント ページ48
N「またアンタっすか。てか仕事は?」
いつものコンビニのイートインコーナー。
S「翔は潤に愛されるのがお仕事なの!」
N「あーそうっすか。ご苦労様でーす。」
ニノは聞いているのかいないのかわからない素振りでアイスコーヒーのストローをくわえた。
翔も買い物をしてニノの隣りに座る
N「あれ?今日マンゴーパフェ売り切れ?」
S「違う。ちょっとだけダイエット。」
小さなところてんカップをかかげたら
N「あーそうっすか。ご苦労様でーす。」
やっぱりナニ考えてるかわかんない…
N「いや、彼氏の為に健気だなぁって。」
ニノには翔の考えわかるみたいなんだよね…
S「ちょっとだけだよ!ちょっとプヨって」
N「はいはい。ところでワタシね、今日誕生日なんですよ。」
S「え〜おめでとう!あ…」
急いでお財布をさぐる…夜のおやつは買わなかったらよかったな。
パシっ。
華奢な手に似合わない強い力で腕を押さえられてびっくりして顔を上げたら
わわっ。
茶色いぬいぐるみみたいなおめめがどアップ。
S「え…?」
N「だからお祝いにチューして?」
…
S「なんだそんな事?イイよ♪」
唇を近づけたら、鞄にプニッとぶつかる。
N「冗談でしょうが。まだワタシ潤君に殺されたくないし。」
S「大丈夫だよ〜翔の学校はごあいさつでみんなしてたよ?」
N「アンタ面白いねぇ〜帰国子女かなんか?日本じゃ恋人以外はダメなの。そりゃあ潤君も会社でヘラヘラするわなぁ」
S「えっ!ちょっとその話詳しく聞かせて?」
N「なんかねぇ、仕事の合間に窓の外見てニヤニヤしてんの。あとね、昼休みは屋上でスマホ見ながら独り言いってるよ」
きっと翔の事、思ってくれてるのかな?だったら嬉しい!
S「他には他には?」
N「そうね〜」
ニノがアゴのほくろに手をあてて考えだしたら携帯が鳴る。
N「あっ潤君。えっ?すぐ戻る」
パタパタと荷物をまとめるからあわてて呼び止める。
S「これプレゼント。」
N「ポッキー?おやつ?」
S「これね、女の子とチュー出来る魔法のお菓子なんだよ。相葉がゆってた。」
赤い箱を渡したらにっこりして
N「どうも。こんどその相葉って人も紹介して?なんか面白そう。」
S「うん!またね!」
ヒラヒラと手を振る後ろ姿をニノの飲みかけのアイスコーヒーをすすりながら眺める。
窓の外は薄曇り。潤もどこかでこの空を見てるかな?ちょっと会いたくなってしまう。
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千翔(プロフ) - ひゃー( ´艸`) 今回もかわいいですね! しょーちゃん♪ 次の更新も、楽しみにしてまーす(^_^)v (2014年5月28日 18時) (レス) id: 978e8f34d8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ(プロフ) - *はな*さん» 星明かりだけの中なんで、照明持参でどうぞ! (2014年5月18日 7時) (レス) id: afc9116f09 (このIDを非表示/違反報告)
*はな*(プロフ) - ザ・セット回転しやがれ〜!…って真似されてましたよね♪今回は綺麗なスイーツのお写真が沢山で嬉しいです♪ イケメン二人が浴衣で散策してる所を…木の影から見ていたい。( 〃▽〃) (2014年5月18日 5時) (携帯から) (レス) id: 2a82fe1f9f (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ(プロフ) - 彌生さん» はじめまして!お山ラバーの方に楽しんでいただけて嬉しいです。謎…ですよねぇ~決めてないだけなんですが(笑)おいおい出るかもしれませんのでお楽しみに。 (2014年5月12日 9時) (レス) id: afc9116f09 (このIDを非表示/違反報告)
彌生(プロフ) - はじめまして!いつもはお山に棲息してます。ここのしょーちゃんが可愛くて、すっかり虜になっちゃいましたぁ♪そんなしょーちゃんをこよなく愛するJもステキだし。でも、何だか訳ありなしょーちゃんの謎がとっても気になってます。これからもヨロシクですm(_ _)m (2014年5月12日 9時) (レス) id: 9c607b9682 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆみ
作成日時:2014年3月12日 17時