ヒモのしょーちゃん２

しょーちゃんの不満 ページ23

S「ねえ、潤？おじゃる丸の新しいお話ね…」

ふと振り返って、慌ててテレビのボリュームを下げる。



後ろで一緒にテレビ見てると思ったら潤は寝てた。毎日お仕事大変なんだから休みの日はゆっくりして欲しいのに

潤は俺の為に公園に出かけたり、部屋のお掃除したり、テレビ見ながらバランスボール乗ってたりやたら忙しいんだ。


今週もおつかれさま…


そうっと寝室からブランケットを持ってきて、うっとり潤の寝顔を眺める。

最近ちょっと明るくしたウェーブした髪、びっしりと下を向いた長い睫毛。



S「ちょっとだけ…」

人差し指でつついたらプニッとなる大好きな唇

S「…かわい。」

起きてたら絶対させてもらえないプニップニッをしてたら


M「ん…」

ブランケットの下で潤がもぞもぞし始める。

起こしちゃったかな？いったん手を引っ込めて、また潤の顔をのぞき込む。

え？だって寝る前最後に見るのも、起きて最初に見るのも俺じゃなきゃヤダもん。


M「うーっ…」

さらに潤がもぞもぞ。うわ、今日アレ出ちゃうかなぁ？

潤はいつも格好良くて優しくて…

でも一個だけ。アレやなんだよね。

恐る恐るブランケットをそうっとまくってみる。怖いもの見たさ？


S「はぁ…(-_-#)」

ため息をついてもう一度ブランケットをかける。

潤の足先には半分だけ脱いだ靴下。

なんかねぇ〜暑いんだけど、全部脱ぐと寒いんだって。

前に脱がせてあげたら、口に出さないけどちょっとヤな顔された。

俺はコレさえなければ、潤はカンペキだと思うけど。



S「…」

ま、見なかった事にすればいいよね。

ん〜でも気になる…

やっぱり落ち着かないから、もっかい靴下を履かせたあと

S「潤はねんね。あっちで遊ぼ？」


黒猫ちゃんを連れて、アパートの下の庭へ四つ葉のクローバー探しに出かける。

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