ヒモのしょーちゃん２

しょーちゃんクッキング ページ3

〜ネプリーグより


夕食後、テレビ鑑賞中。


女の子に作って欲しい料理ベスト５？

M「味噌汁だよ！味噌汁！」

トンチンカンな回答をするタレントにつっこみながらクイズに参加する。

S「翔はオムライス〜」

くわえ煙草で俺の膝に寝転がってる翔もまったり参加。


S「ねぇねぇ、潤はお味噌汁の具はナニが好き？」

M「普通に豆腐とネギとか？それでカニクリームコロッケなんかあったらイチコロだねぇ」

S「カニクリームコロッケ…」

俺のスウェットの紐をいじりながら呟いた。


…


翌日


M「ただいま〜」

取引先から直帰で早めに帰宅するとボソボソと話し声がする。

S「…うん。えっ一年？無理だよ〜」

誰？黒猫ちゃん？(まだ名無し)
まさか波野…！


M「翔？ただいま。」

S「えっ、潤。早いね」

M「早いと困る？」

S「…ううん。あ、潤。お風呂入っておいで」

グイグイとバスルームに追いやられた。

ナニを隠してんだ？もやもやしつつ風呂からあがると


S「潤、座ってて〜もうすぐ出来るからねぇ」

M「その格好…」

割烹着姿の翔が、茶碗にペタペタと山盛りにご飯を盛りつけていた。

テーブルの上にはこれまた山盛りのコロッケ。

M「どしたの？」

S「大家さんに借りた♪今日は翔の手作りだよぅ〜お味噌汁だけね、間に合わなかった。ごめんね？潤、味噌って一年かかるんだって。手作りって大変だね」

ニコニコとビールやら箸も並べる。


てか、なんで大豆からやろうと？！モチベーション高すぎじゃね？…気を取り直して

M「おいしそうだね？コロッケも作ったの？どうやって？」

S「ん？コロッケはね、智君のお母さんの」

じゃあ手作りなのは白米だけじゃん。

ま、炊飯器使えるだけスゴいし、下手に揚げ物なんてされたら心配だもん…いろいろ。


M「いただきます」まずはコロッケを一口。

S「どう？どう？」

割烹着かわいいな。チクショー

M「おいしいよ？ポテトコロッケ美味いよね〜」

ニッコリ答えると

S「あ、そっか、忘れてた！」

翔がおもむろに箸を置いてダブルピース。

S「カニ無かったから〜今日は翔がカニさんやりまーす！ちょきちょき」


…チクショーかわいいんだよ！


M「そっかそっか」

翔の方へまわりこんで、膝に抱き寄せる。

S「潤てば//ご飯中だよ…？ 」

M「だからカニさんから食べるの。おいでッ」

かぷっとピアスにかぶりつく。



あーもう！

割烹着どっから脱がせんだ？！


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