しょーちゃんと綿毛の旅立ち ページ17
M「…だから、夜はお迎え危ないから。お家で黒猫ちゃんと待ってて?」
片方の手に会社のお鞄、もう片方でつないだ手をぶらぶらさせながら
ただいま潤の絶賛お説教ちゅう。
長いんだよね〜
駅まで相葉が送ってくれるし、お家で黒猫ちゃんといても駅で黒猫ちゃんといても変わんないじゃん
だったら早く潤に会いたいもん。
S「でもさ、相葉が」
M「相葉のせいにしないの!だいたい4月って言っても寒いんだから、ちゃんと厚着して…」
…あ、タンポポの綿毛。
懐かしいな〜スイスの寄宿学校でよく飛ばしたなぁ
向こうでは願い事を込めて吹くんだよ?
なんのお願いしようかな?
M「ちょっと、翔!どこ行くの?アパートこっち」
S「ん〜?だってタンポポ。ほら」
M「もう綿毛なんだ〜スーツに付くから明日にして。ほら帰ろ?」
S「ダメだよ!願い事するの」
M「願い事?タンポポに?つうかまだ俺の話終わってないよ」
えーっまだ続いてたのぉ!?
じゃあ今日のお願いは…
グイグイと潤の手を引っ張って、プチッと二本。
S「はい、潤もお願いして?」
M「え、俺も?いいよ。翔が二本やりな?」
S「いーいーかーら!!」
潤が立ち止まって、お鞄を下に置いてタンポポを受け取る。こういう時に手はつないだままにしてくれるの好き。
S「せえの!」
夜空にふわりふわり…
真っ白な綿毛が旅立っていく。
また来年キレイな花が咲いたら会おうね…
M「ほら、帰ろ?」
今度はアパートに向かってまっすぐ帰る。
S「ねえねえ、潤のお願いナニした?」
M「ん〜?翔が風邪引きませんようにって。翔は?」
翔のお願い事は
潤のお説教が短くなりますように。なんだけど
S「ん〜?内緒!」
ちょっぴり冷たくなったほっぺたを潤のスーツにこすりつける。
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千翔(プロフ) - ひゃー( ´艸`) 今回もかわいいですね! しょーちゃん♪ 次の更新も、楽しみにしてまーす(^_^)v (2014年5月28日 18時) (レス) id: 978e8f34d8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ(プロフ) - *はな*さん» 星明かりだけの中なんで、照明持参でどうぞ! (2014年5月18日 7時) (レス) id: afc9116f09 (このIDを非表示/違反報告)
*はな*(プロフ) - ザ・セット回転しやがれ〜!…って真似されてましたよね♪今回は綺麗なスイーツのお写真が沢山で嬉しいです♪ イケメン二人が浴衣で散策してる所を…木の影から見ていたい。( 〃▽〃) (2014年5月18日 5時) (携帯から) (レス) id: 2a82fe1f9f (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ(プロフ) - 彌生さん» はじめまして!お山ラバーの方に楽しんでいただけて嬉しいです。謎…ですよねぇ~決めてないだけなんですが(笑)おいおい出るかもしれませんのでお楽しみに。 (2014年5月12日 9時) (レス) id: afc9116f09 (このIDを非表示/違反報告)
彌生(プロフ) - はじめまして!いつもはお山に棲息してます。ここのしょーちゃんが可愛くて、すっかり虜になっちゃいましたぁ♪そんなしょーちゃんをこよなく愛するJもステキだし。でも、何だか訳ありなしょーちゃんの謎がとっても気になってます。これからもヨロシクですm(_ _)m (2014年5月12日 9時) (レス) id: 9c607b9682 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆみ
作成日時:2014年3月12日 17時