38、特別推薦 ページ1
「ここが雄英？無駄に大きいねえ」
「キョロキョロするな。あと無駄じゃねえ」
必要なのかこの大きさ。よく分かんないや。
今現在、私達は入試会場に来ている。
私達のここに辿り着くまでの苦労は、推して量るべし、だ。
物凄い勉強したよ…社会以外は合格ライン行ってるのに、社会がやっぱり辛い。
人使がいなけりゃ駄目だった。
でも！他の教科は教え合って頑張ったからね。武術も教えたし、決しておんぶに抱っこではない、と思う。
あと家族に伝えるのは緊張した。
でもお父さんに、電話で雄英受けるって言った時の驚き様は面白かった。
反対される前に一方的に手続きだけお願いして切っちゃいました！
その後お父さんからの連絡は無視してた。
ごめんなさい。
でも手続きしてくれたみたいで、ありがとうございます！
次に会うのが怖いけど…
あと、冬美お姉ちゃんから教えて貰ったことによると、私の弟君は推薦枠だそうで。流石だ。
今日会わないのに少ーしだけほっとした。
雄英行ったら毎日会うんだけどね。
「人使、受験番号連番だよね？どこ行けば良いの？迷いそうだから案内！」
「人をナビ扱いするな。俺だって来るのは初めてなんだ。
本当にお前は…こっちだ、早くしろ」
文句言いながら案内してくれるんだねえ。
これが世に言うツンデレ、という奴かな？
「お前絶対今変な事考えただろ」
「いつから人使の個性は心覗きになったのかな!?」
「お前がわかりやすいんだ」
「わぁー、今明かされる衝撃の真実ー」
「チッ…殺意とはこういう風に湧くんだな」
「うわー人使怖ーい。ヒーロー志望の癖に」
「お前な…」
人使で遊ぶの楽しい。
まあ、今やってるのは緊張をほぐすっていう意味もあるんだけど。
実はかなり緊張してたりする。私も人使も。
逆に緊張しなければ嘘だね。
私がいくら攻撃系の個性で前の経験があるといえども、不安にはなる。
周りの人皆が凄そうに見えるしね。
特にあの…白髪の男の子！なんか、気配が普通じゃない。まるで歴戦の戦士みたいな？
なんというか、武術を極めた人とはまた違う、死線を幾度もくぐり抜けたような感じがするんだよなぁ。
流石に気のせいか？
あれ、白髪の子、道案内してないか？
「人使、あの子はどういう？明らかに同年代なのに道案内してる。
もしかして、先生方の身内の子だったり？」
「ああ、あれか。あれは多分特別推薦枠の奴だな」
「特別推薦枠？」
なんだそれは。
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モナミ(プロフ) - 星を見守る砂岩さん» またコメントして頂けるなんて！ありがとうございます！私のイメージの中の心操君なので、少し不安だったのですが、カッコいいと言って頂けて嬉しいです！ (2018年7月31日 12時) (
レス) id: 9deaa88755 (このIDを非表示/違反報告)
星を見守る砂岩(プロフ) - 心操くん、かっこよすぎでした。お友達になりたい。更新頑張ってください！ (2018年7月30日 17時) (レス) id: fbc86b6b3a (このIDを非表示/違反報告)
モナミ(プロフ) - 晴夏 and Siki and Leonさん» ありがとうございます！ここから頑張りますので、これからもよろしくお願いします！ (2018年7月30日 8時) (レス) id: 9deaa88755 (このIDを非表示/違反報告)
晴夏 and Siki and Leon(プロフ) - ハハ、早く続き見たいです。 (2018年7月22日 21時) (レス) id: aeb99a7d73 (このIDを非表示/違反報告)
モナミ(プロフ) - 星を見守る砂岩さん» 凄く嬉しいです！ありがとうございます！期待に添えるようにもっと頑張ります！ (2018年7月8日 21時) (レス) id: 9deaa88755 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モナミ | 作成日時：2017年10月22日 7時
