青学のテニス部マネージャーはアクロバティックプレーが好きなようで？

二十話 ページ21

『どうしよ』

1人、静かすぎる部屋で呟いた。

あれから部屋に戻っておよそ30分。
ずっと岳人の飲んだサイダーを見つめてます。

いや、半分こって言い出したのは私なんだけどね…。

『の、飲まないともったいないよね…』



・・・・・・・・・・・・・。



『よし！飲むのは明日にしよう！そうしよう！』←

もう夜中だし、はみがきもしちゃったし！うんうん！！

そう言い聞かせ、まだ半分残ったままのサイダーを冷蔵庫にしまった。(冷蔵庫はもともと部屋に設置されていた)






ピピピピ…

『ん…』

ケータイのアラームを止めて起き上がる。

『5時』

練習は8時開始。その前に7時から朝ごはん。
今日の予定をまだ完全に起ききってない頭で思い返す。

『眠た〜〜〜い…』

まぁ、眠たいのは夜中に寝たのが悪いんだけど…。

『うっ、のど砂漠みたい…』

おもむろに冷蔵庫を開けてみる。

もちろん目に入るのは岳人と買いに行ったサイダー。

『っ////』

そういえば、これ、岳人の飲んだ後だっけ。

…って！何照れてんの私！！

変な気持ちをまぎらわすように思いっきりサイダーを流し込む。

うん。おいしい！やっぱサイダーは最高だね！←

コンコン

『え？』

後ろを振り返ってベランダの方を見る。

だ、誰かいるんですけど…、こんな朝早く、誰だろ…。

恐る恐るばっとカーテンを開けると、外には眠たそうな英二が立っていた。

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