青学のテニス部マネージャーはアクロバティックプレーが好きなようで？

十六話 ページ17

あ〜、ごはんおいしかった！

『おいしかったね！』

菊丸「俺はAと食べたかったけど(ﾑｽ」

なぜそこまで私がいいのか…。
あなたには大石先輩という人がいるでしょ！←

『ん、わざわざありがとう』

食堂からの帰り道、廊下が暗くて帰るのを怖がっていた私に英二が一緒に来てくれるって言ってくれた。
岳人も一緒に行くって言いかけてたけど、明日の予定の確認があるからって跡部さんに捕まっていた。

今思ったんだけど、岳人の部屋ってどこなんだろう？

菊丸「Aって向日のこと好きなの？」

･････････････(° ꒳ °)？

『はあ？！///』

い、いきなりなにいいだすの？！

菊丸「好きなの？」

『え、英二？』

そのまま壁まで詰め寄ってくる英二。

ﾄﾝ

背中にひんやりとした感触。
まさか初の壁ドンが英二だとは…！

ってそこじゃないですね！

『た、たしかに気にはなってるけど…まだ会ったばかりだし、好きとか、そういうの…まだわかんない…』

とりあえずこの壁ドンを回避したい！

菊丸「ふ〜ん。ま、Aは惚れやすいとこあるしね」

そう言ってぱっと私を解放する。

『ほ、惚れやすい？』

菊丸「だってAは昔からそうじゃん？」

『そ、んなこと…！』

菊丸「ある！幼馴染みだからわかんの！」

『ねぇ、どうしたの？英二なんか変だよ？』

菊丸「っ！…ごめん。俺、なんか…」

『英二？』

菊丸「もう行く！じゃあね！」

パタパタと自分の部屋に向かって帰っていった。

どうしたんだろう？






菊丸「何ムキになってんだろ…





俺のほうが――――――――――｣


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