転生したらスノの紅一点になってた話

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流れに逆らえず来てしまった佐久間さんのお家


どうすればいいのかわからなくてウロウロしていると



佐「どーした？いつもみたいにその辺に荷物置いていいよー」



お言葉に甘えて荷物を置き、座らせてもらう




佐「…ねぇA、着いて急に真面目な話でごめんなんだけど」


突然真剣に話しだす佐久間さん




佐「そろそろふっかとの関係、どうにかした方がいいんじゃないかな」


『ふかざ…ふっかとの関係？』


佐「その…お前らあの一件からやっぱギクシャクしたまんまじゃん？このままデビューするのもなんか俺、違う気がするんだよね」



すくっと立ち上がってにっこりと笑いかける佐久間さん



佐「俺さ、Snow Manって最強のグループだと思うのよ。Snow Manが俺の居場所だし、Snow Manを応援してくれる人が世界で1番大切。」



『…うん』



佐「だからさ、これまで応援してきてくれたいろんな人のためにもSnow Manらしくみんな笑顔でデビューしたいの。だから…」



『…うん、分かったよ。ふっかとは話し合っておくから』



深澤さんとAさんに何があったのかも分からない私が何言ってるんだろう




佐「よかった、…俺さ」



佐「Aとデビューできてほんとによかった！こんな幸せな時間をAと、Snow Manみんなと共有できるなんて俺は世界一の幸せもんだな〜」





『佐久間くん』



佐「ん？」



『ごめん、今日もう帰るね』



佐「え？もう帰んの？」



『ほんとっ、ごめん！』



自分の荷物をひっつかんで佐久間さんの家を飛び出す






私は何てひどいことをしているんだろう




この幸せはAさんのものなのに


私がAさんになれるわけないのに




バカみたいに振り付けなんか覚えて


私ほんとにアイドルみたいにできるかも、なんて




早く、早く戻ってきてよAさん





あなたの居場所はここにあるのに




みんな、あなたを待ってるんだよ




あなたの代わりはいないんです





そんなことを願ったって、一日が経ち、二日経っても、私は須藤Aのままだった

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