白と黒の人形たは幸せにしてくれるらしい【赤黄】

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赤「今日のご飯何ぃ〜？」

「まあ、パン焼いてコーンスープでも飲もうかなって…

…って2人も食べるの？」

黄「当たり前やろ？あ、俺コーヒーで」

「いやコーヒーは無いんですけど…」

黄「はぁ…お子ちゃまやなぁ」

赤「俺ニラ！！！」

「ニラも御座いません！！」

赤「何やねんケチ！！」

「パンとスープで我慢しろっ！！」

黄「まあ、今日は我慢したるわ」

赤「明日からはニラ入れてな！！」



なんだその上から目線は！？

なんだ朝からニラとは！？

朝からイライラするこの気持ちをどうにか抑えつつ、パンを2枚焼いておく

多分、1人1枚だと2人には大き過ぎる

半分ずつで丁度いいのでは無いかと思ったからだ

ついでにスープも、2人にはコーンスープの元が入った袋から半分ずつコップに入れた



「はい、どうぞ」



ローテーブルの上には皿が3枚

周りには自分用のいつもの青いクッションと、押入れの奥にあった黄色と赤のクッションが置かれている



赤「流石Aやなぁ！俺らの事早速分かっとるやん！」

「ああ、量のこと？

ってか、私自己紹介も何もしてないけどなんで名前知ってるのよ」

黄「鞄の中から勝手に会社の身分証探して名前見たわ

写真…ふっ…」

「ちょ、笑ったよね？」

黄「いやー…？……ふっ…」

「ジュンタには朝ごはんあげない」

黄「ちょっ、冗談やんか！？」



皿を取り上げて立ち上がればこっちのもんだっ…！

…って思ってるのも束の間で




黄「まぁ、飛べば取り返せるんやけどな」

赤「俺らを見くびったらあかんで〜？」




いや飛べるんかいっ！？

確かに…羽はあるけど人形だから…



赤「美味っ…んふ…」

黄「ご飯はまあ、悪くないな」




…色々ムカつくけど、なんか……

ちょっと楽しいかも、なんて

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