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琴「もう…相坂さん…
せっかく言った通り、給料も地位も上げてあげようと思ってたのに…」
『でっ…でもっ…ここまでバレずにっ…』
琴「バレたらダメですよ?当たり前じゃないですか?」
『じっ…じゃあっ…』
琴「もう父に報告させてもらいました
多分、すぐに社長の元に届くと思います」
『報告…って…』
琴「バイバイ!ってことですね?」
その瞬間、相坂さんの全てが崩れた
会社の廊下に顔をつけ、嘆きもがく
琴「あぁあぁ、赤ちゃんみたいですね?
こんな赤ちゃん放っておきますか」
「そ、そんな言い方…」
琴「何ですか?泥棒さん」
「泥棒さん…?」
琴音は私に人差し指を指して来た
琴「私、藤井さんと付き合うために…いや、結婚するためにこの会社に入ったんですよ?
藤井さんがこの会社に入社した時からずぅーーーっと、藤井さんのことを思って過ごしてきたんです
藤井さんが入社して来た時、父が私に、良いイケメンが入ったなんて言われて
写真見たらもうピンときて!
…で、藤井さんと結婚するって父に言っておいて、大学生活を過ごし、ここまで来たんです
つまりですよ?佐々木さんは、私が予約してた人を奪ったんです
泥棒さんですよね?間違いないですもんね?」
「えっ…いやっ…」
琴「本当なら、今すぐ佐々木さんをバイバイしてもいいんですけどね?
何も出来ない佐々木さんはきっとどの会社も受け入れてくれない
だから、仕方なく、仕方なくですよ?ここに居させてあげようって!
その代わり…」
どこか、嫌な予感がする
琴「藤井さんは私が貰いますね?はい、決定!」
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FATE…かみしげ…やばくないですか………?
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作者名:火華 | 作成日時:2024年1月6日 16時