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「え……えっ…?」
赤「ひゃひゃっ!状況が何も飲み込めへんくて焦っとる!」
黄「当たり前やろ?人形が動き出すなんてありえへんからな
まぁ、そんなありえへんことが今起きとるんやけどな」
そんな冷静に回答しないでくださいよジュンタさんよ
…夢だ。そう、これは夢
いま私はあまりにも眠すぎてベッドに入り、夢を見ているんだ
黄「独り言激しいわ…男に嫌われるで?」
赤「でも男居る気配ないで?」
黄「そうやろうな、男が出来るような気配自体が無いからな」
ああ夢よ、覚めてくれ
この私を馬鹿にしてくる人形らが五月蝿くて堪らない…
赤「五月蝿くしたのは君やからな?」
「…えっ?」
黄「俺らに名前付けてくれたやん。俺はジュンタ
で、こいつがダイキ」
赤「名前を貰うと、俺ら人形は命を宿すんやで?」
「いや…そんな話…」
黄「まあ、名前くれたんやしお前の事俺らが幸せにしたるわ」
「何なんだその上から目線は…」
…ちっこい人形のくせにっ
黄「聞こえとるでー」
「…テヘペロ」
赤「あひゃひゃっ!!男の前でやったら引かれそうや!!」
この悪魔少しくらい黙ってくれないかな…
「……ってか、その何なの!?
男出来ないとか出来そうにも無いとか引かれるとか!?」
赤「事実やんか!君に!男は出来ない!」
「で…出来るしっ…!?」
黄「なら今すぐ作れるか?」
「…それ……は…」
彼氏いない歴=年齢の私からすると…
……あぁ………
黄「…せやから、俺らが幸せにしたるって言うてるやん」
赤「俺らが揃えば最強やで?」
そう言いながら見つめてくるこの天使と悪魔
正反対にしか見えないこの2体…いや、2人は
「…幸せに…してくれるの?」
黄「ん、嘘はつかん」
赤「ほらほら、俺らに任せとき!あひゃひゃ!」
後先真っ暗な私の人生を照らしてくれるみたいです
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作者名:火華 | 作成日時:2024年1月6日 16時