【35】 ページ38
それから数日後、いつものように仕事をしていた
ちなみに、藤井君と家でご飯を食べた翌日、なぜかダイキとジュンタがこちらを見てニヤニヤとしていたが、何故だろうか
まあ、そのことは置いておいて
ここ最近の変わったこととすれば、
ランチ中、コソコソとだが、その日に連れてきたダイキかジュンタも話に加わり、3人で話すように
たまに2人とも連れてきて、夜は居酒屋の個室で4人楽しく過ごすっていう
気づけば、私は藤井君と過ごす日々が幸せな時間へと変わっていた
だが、ここ最近
ダイキとジュンタの調子が悪い
今日の夜だって
「でさ、相変わらず琴音がさ……ダイキ?」
ビクとも動かないダイキ
「ねえ、ダイキが動かないんだけど……ジュンタ?」
その隣にはこちらも動かないジュンタ
おーい、と声をかけつつ、指で突くと
赤「……んぁっ、止まってもうてた」
黄「すまん、何の話やったっけ」
「あぁ、うん…えっとだから、あの琴音がさ…」
なんて、止まっている時も記憶がない
人形だから調子が悪いのか?なんて思って横山さんのとこに行ったけど
帰ってきた言葉は、『幸せそうでええな』だった
確かに幸せだけど、少しこの言葉の理解ができなかった
そして、これだけで終わらないのが私
ここまで私の話を聞いてくれている貴方に、急に言うのもあれなのだが
…誰かが夜中
私のことをストーカーしてきている奴がいる
歩くテンポをこれでもかというほど合わせてくる
振り返っても姿は見えず
だからと言って進み直すと足音が聞こえてくる
藤井君に助けを求めたいが、最近琴音ととあるプロジェクトに携わっており、忙しい
他に助けを求めたくても聞いてくれない
…私、どうなるの…?
75人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:火華 | 作成日時:2024年1月6日 16時