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【29】 ページ31

「はぁっ…はぁっ…ダイキっ……ジュンタっ…!!」



私は藤井君から2人を受け取り、抱きしめた



「ごめんっ…ごめんねっ…2人ともっ…」



すると、2人はゆっくりと顔を上げ、小さな声で言った



黄「っ…泣いとったらブスになるで…?」

赤「ひひっ…元から美人ちゃうしなぁ」

「んんっ…黙らっしゃいっ…」



こんな時でも、こんな事を言ってくる2人

だけど、私にとって

これこそが幸せの一つ

もう一度強く抱きしめると



黄「痛っっ…」

赤「あっ…Aっ、ジュンタの腕が取れそうやねんっ!」

「そうなのっ…?」

赤「今すぐあの店に行ってほしいねんっ…!」



そう言うダイキも、暗くてよく見えなかったが、傷が多く目立っていた

あの店…ダイキとジュンタと出会ったあの店…



「分かったっ…早く行かないとっ…」

青「あの…俺、家まで送りましょうか?」

「あっ、いや…今から行かないと行けないところが…」

青「こんな時間に女性1人は危ないですから…

なら、俺も付いて行きます」



私がダイキとジュンタ、いや人形と話しているのを見られてしまったら…

なんていう心配よりも、今は2人の体が心配に

という事で私は



「お願い…藤井君、ついてきて…?」

青「わかりました、先輩」



私は2人を優しく抱き抱えつつ、藤井君と共にあの店へと向かった

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設定タグ:WEST. , 重岡大毅 , 中間淳太   
作品ジャンル:ファンタジー
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作者名:火華 | 作成日時:2024年1月6日 16時

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