白と黒の人形たは幸せにしてくれるらしい【赤黄】 (ページ25)

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休み明けの次の日に藤井君に心配されつつも、そんなこんながあり、数日後…

黄「…いや、そんなこんなで済ますなや」

「えー…？じゃあ、映画観た後純粋に照れて顔が真っ赤になってたダイキの話でもする？」

赤「あ、あかんっ！！！そのままっ、そのまま、そんなこんなで済ませてや！！！」

「また真っ赤になってるし」

黄「ふっ…笑えるわ…」

赤「ほんまっ…Gを至る所に入れてやるからな！？」

黄「「すみませんでした」」

赤「ひひっ…んっ、よろしい！」

……で、そんなこんなあり、数日後

私の部署に新しい、女性新入社員がやって来た

赤「うわっ…アイツきしょっ…おえっ…」

「正直な感想、わざわざ言わなくていいから

…私も思ったけど」

今日はダイキを会社に連れて来た

まあ、ジュンタなら家で1人にさせてても何も問題ないだろう

例の新入社員はごっつい香水の匂いに、目元は大量のラメを施し、口は真っ赤でテッカテカのリップ

毛先をくるっくるに巻いたその姿に、私とダイキは引いた

横を見ると、会社では冷静な藤井君も少し顔が引き気味

それでも、何故だから他の女性社員や男性社員達に囲まれている

部長も、目がハートになるくらいまでに

すると、例のアイツの目線がこちらを向いた

『本日よりお世話になりますっ！』

「よろしくお願いします。佐々木です」

青「藤井です、よろしくお願いします」

『藤井先輩に、佐々木先輩…覚えましたっ！

私、人を覚える事が一番得意なんです！』

あっ、そうですか

あの、香水の匂いが…きついのでっ…そろそろ去ってもらっても…

『では失礼します！』

タイミング良く去ってった後輩

すると、鞄の中からダイキがコソッと私を呼んだ

赤「………A」

「………なに」

赤「嫌な予感がすんねん

…気いつけや」

「……わかった」

この日から、私の生活は大きく変わったと言ってもいいのかもしれない