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明日はゆっくり休んでくださいと言い、藤井君は出て行った
ドアの閉まる音が聞こえると、鞄の中からジュンタが
リビングからダイキが飛んできた
赤黄「Aっ!!!」
「2人とも…」
両腕にギュッと抱きつく2人
赤「全部聞こえたんやけどっ…これっ…全部俺のせいやんなぁ…?」
「なんで……?」
赤「俺が考えた作戦でっ…Aが倒れてもうたやんかっ…」
黄「ダイキ、悪いのはお前やなくてアイツらや…
俺も寝てへんかったらもっと早く気づけたのに…」
「ダイキ、自分を責めないで…?
ジュンタ、助けてくれてありがと…」
そう言うと、2人の力が強くなる
「ほら…私もう元気だよ?
…よし、そうだ
ダイキ、今日も一日1人でお留守番出来ましたか?」
赤「っ…当たり前やろっ…ニコニコ天使ちゃんやぞっ…!?」
「ジュンタ、鞄の中でぐっすり眠れましたか?」
黄「っ…どっかの悪魔のせいでいつも寝れへんから…ぐっすりや…」
いつもは笑顔なダイキも、真面目なジュンタも
涙がボロボロと流れて、私の服を濡らしていく
「ふふ…ふぁぁ…
眠たいなぁ…藤井君が明日休みにしてもらうって言ってくれてたからさ
言葉に甘えて少し寝たいなぁー…
どこか一緒に寝てくれる人形さんは居ないかなー」
なんて言うと
赤「っ…俺っ!!ニコニコ天使ちゃんに任せてや!!」
黄「っ…その人形さんって言い方幼稚すぎるやろ…ほら、もう3人で寝るで」
涙を拭い、いつもの姿に戻る2人
黄「ん、その前に少し食べとき」
赤「へへ…食べたら3人で寝ようや!!」
黄「ほら、藤井が買ってきてくれたんやから」
ダイキとジュンタはキッチンの冷蔵庫から、藤井君が買ってきてくれたらしい、パックに入ったカットフルーツを持ってきてくれて
食べ終わった私は
ゆっくりと再び眠りについた
もちろん、3人で一緒に
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作者名:火華 | 作成日時:2024年1月6日 16時