白と黒の人形たは幸せにしてくれるらしい【赤黄】 (ページ16)

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【15】ページ16

「ただいまー」

1日が終わり家の玄関を開けると、一番早く飛び込んできたのはダイキだった

赤「A！！どうや！？どうやった！？

俺の考えた作戦上手くいきそうなんか！？」

黄「ダイキ、お前勢い強すぎるやろ

A、お帰り」

「ただいま、2人とも

藤井君に事情を話したら承諾してくれてね

早速今日から作戦実行したよ」

赤「いやー、流石俺やな！」

黄「このまま上手く行って、虐めも無くなればええんやけどな」

私の両肩に座りながら話す2人

私がソファに腰掛けると肩から降り、目の前のローテーブルに立つ

「今度は夜とかちょっと飲みに行ったり諸々してみるよ」

赤「せや、今度会社連れてってや！」

黄「俺も。藤井って奴の顔見てみたいわ」

「いいけど、お願いだから静かにしててよね？

佐々木さんのバッグの中から声がする！とかモゾモゾ動いてる！なんて見つかったら…」

赤「分かっとるって！」

黄「…一番分かってへんような奴が」

「よし、お風呂入ってくるか…」

私はとりあえず、お風呂に入りに向かった

2人の会話なんて耳に届かず

赤「このまま藤井とゴールインなんてしたりな！」

黄「いや無理やろAには。女子力もかけらも無いんやから」

赤「へへ、それもそうやんな！」

黄「まあ、俺らは俺らなりにAの幸せを願うだけや」

赤「だって俺ら…」

赤黄「幸せを呼ぶ人形やからな」

「ｸｼｭﾝｯ…風邪の時期だからちょっと気をつけるか…」