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「……本当にありがと…藤井君…」
青「ええんですって、先輩を助けられるのであればこのくらい」
「ランチ、奢らせて?」
青「いやいや、そこは男の俺が…」
「いいのいいの…私に奢らせて?」
青「…なら、お言葉に甘えて」
「だって…私と藤井君が付き合ってるなんていう嘘をついてもらってるんだし…」
青「まあ、その話を聞いた時最初は驚きましたよ?
けど…先輩のことを助けられるのであればって考えると、引き受けたいなって思って」
「ほんとありがと…藤井君…」
そう、ダイキの考えた作戦とは
私と藤井君が付き合っており、女性社員達よりも上のランクにいるぞー!作戦
合コンに行ってるのにも関わらずなかなか出会いがない女性社員達よりも上の立場に行く方法はこれしか無いってダイキが言ってて
この作戦の事を藤井君に言ったときは勿論驚かれたけど、事情次で話していくと承諾を受けることが出来た
…ということで、今に至る
まあ、今は匂わせ程度って感じかもしれないけど、少しずつ、あれ、佐々木さんって藤井君と付き合ってる…?なんて思って
…あ、私は藤井君に何の思いも持ってないですよ?
確かにカッコいいし仕事をバッチリこなすし、会議で出してくる藤井君の提案なんて誰も思いつかないような物だけど
私なんかが付き合えるわけねぇ…?
青「先輩、そろそろ」
「うん、先戻ってていいから」
青「お言葉に甘えて、お先に」
…よし、午後も頑張りますか
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作者名:火華 | 作成日時:2024年1月6日 16時