検索窓
今日:64 hit、昨日:6 hit、合計:11,031 hit

【11】 ページ12

また今日も1日が終わった



「………ただいま」

黄「おかえり…なんちゅう顔しとんねん」

「………別に」

黄「珍しいやん俺にキレへんって」

「………そうかな」

黄「はよ着替えや」

「………うん」



ドヨンと重い体を引きずるように寝室へ行き着替える

するとその間にリビングでダイキとジュンタの話し声が聞こえて来た



黄「どうしたんやろA」

赤「ひひっ…男に振られたんちゃう?」

黄「そもそもあいつに男はおらんやろ」

赤「それもそうやな!!」



なにが男がいないだ…

なにがそれもそうだだよ…

…なんてキレる気にもなれず

私はリビングに入った



「…………」

黄「…なんか食うか」

「………いらない」

黄「アホか…少しでも何か食べ

その後、何があったか聞いたるから」

赤「んーと…冷凍のカルボナーラに餃子…たこ焼き…

へへ…全部冷凍やんか!」

黄「…ダイキ、少しは空気を読め」

赤「俺悪魔やから聞けへんもーん」

黄「見た目が悪魔な人形やろ」

赤「へへ…よし、ニコニコ天使ちゃんが用意しようやないか!」

黄「自分で悪魔言うときながら天使って意味分からんわ…

まあ、用意したって」



キッチンから電子レンジの動く音が聞こえてくる

ダイキが冷凍物の解凍をしてくれてるのか

少し経つと、ふよふよと皿を持ちながら飛んできたダイキ



赤「はい、お待ちどうさま!!カルボナーラやで!」



湯気の立つ冷凍のカルボナーラがテーブルに置かれた




「いただきます」



一口食べると

勝手に涙が出て来た

工場で作られた冷凍のカルボナーラなはずなのに

まるで自分のために作ってくれたカルボナーラな気がしてくる

ただダイキがレンチンしただけなのに



黄「…ゆっくりでええ

何があったん…」

【12】→←【番外編1】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (23 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
75人がお気に入り
設定タグ:WEST. , 重岡大毅 , 中間淳太   
作品ジャンル:ファンタジー
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:火華 | 作成日時:2024年1月6日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。