18 Birthday 【黄】 (ページ43)

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【you side〜】

私は

ママから全てを聞いた

私の正体も

中間のことも

全てを聞いた

「…私が生まれなかったら…中間は死なずに済んだのかな…」

母「元々死ぬ気だったのよ？結果は同じ」

神山は何かを伝えたそうにしてる

…何…何が言いたいの…

「教えてっ…言いたい事っ…教えてっ…」

母「私がかけたんだからAが解けるわけ…」

緑「………

………

………

っ…お嬢…様っ…」

「神山っ…？」

母「っ…なんなのほんと…」

緑「お嬢様が生まれたからっ…淳太に会えたっ…そうやないんですか……？

好きな…人に…生まれてなかったら会えへんかったんですよ…？」

好きな…人…

この言葉を聞いて、私の頭の中には一目散に中間の姿が浮かんできた

そっと微笑むあの姿

「っ…中間っ…」

母「また出て来たその名前…聞き飽きたは死んだ人間なんて…」

…聞き飽きた…？

「なに言ってるの…私の…大切な人に向かって…」

母「もういいわ。早くAの中から消さないと…」

私の中から彼のことなんて消えない

消させない…

私の…

私の好きな人なんだからっ…

「神山っ…中間のとこに行くよ…」

緑「………もしかして」

「話は向かいながらするから…

桐山っ…！できる限り…できる限りでいいからママを止めてっ…！パパもっ…！！！」

橙「…ご飯係やとしても…俺最高なお嬢様に会えたんやし、本気出させていただきますわ！！」

父「………娘の頼みだ。私もここは本気を」

母「本当にうるさい…っ…A待ちなさいっ…！」

私は神山と、一目散に部屋を出て

橙「奥様…行かせませんっ…！！！」

父「娘には手を出すなっ…！！！」

お願い、桐山…パパっ…

中間が…いや、私の愛する人の眠る元へ向かった