18 Birthday 【黄】 (ページ37)

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【you side〜】

閉ざされた暗闇の中に動かずにいた私

そんな中、一筋の黄色い光が見え、私は一目散に走った

どこか暖かくて、守ってくれるような黄色い光

この暖かさ、まるで朝にそっと抱きしめてきた中間と同じくらい

中間淳太

彼は私の執事

…うん、執事です

………執事………です…

なんて、考えていると、気づけば体は光に包み込まれていた

………

？「…さまっ…お嬢様っ…」

「…んっ…ん…」

？「よかった…目覚めて…」

「…神…山…？」

緑「はい、そうですお嬢様」

「…あれ…中間は…？」

そう聞くと、神山は一瞬暗い顔を浮かべたが

緑「…お嬢様がなかなかお目覚めにならないため付き添い続けていたのですが、どうやら疲れたようで」

神山の目線は私の少し奥に…

「…ふふっ…勝手に女子のベッドに入っちゃって」

私の横には安らかに眠る中間がいて

「ごめんねなかなか目覚めなくて。ゆっくり寝てて」

私のために付き添ってくれて

それならって思って、私はこのまま寝かせてあげることにした

「神山、お腹が空いたんだけど…ご飯できてる？」

緑「桐山にすぐ準備させますね」

「うん、お願い。私少し外に行ってくるね？」

緑「なら私も…」

「1人で行かせて？少しまったりしたいから」

緑「かしこまりました。お気をつけて」

いつの間にか着替えられていたパジャマを着替え、家の庭へと向かった

緑「……どうすればええねん…淳太っ…」