18 Birthday 【黄】 (ページ35)

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【Tomohiro.K side〜】

母「中間はAのためのただの生贄。死にたかったんだからいいじゃない。そして神山、貴方は、中間がいなくなったらAの生活が大変だから、それを考えての代理の役割を果たしてる。そういうこと」

緑「…ただの…？ただのって言い方…おかしいやろ…」

母「…雇い主らにその口答えは許せないけど、今日は特別に許してあげる。言いたいこといいなさいよ」

俺はお嬢様のことが好き…

やけど…俺には分かる…

緑「…淳太はお嬢様のことが好きやからこうしてるんやっ…！！！死にたくてこうしてるわけないやろっ…！！！」

絶対、淳太にはただ死にたいなんて気持ちは芽生えてないはずや

身を捧げている理由はただ一つ

お嬢様のことを誰よりも愛しているから

…ただ急にこんなこと知って、急に淳太が死ぬなんて信じられん

どうにかして止めたい気持ちも山々…

そうすれば…今度はお嬢様が…

『…神ちゃん…』

緑「淳太…？」

『神ちゃんも…お嬢様のことが好きなんやろ…？なら…俺がいなくなったら…お嬢様の側におってくれへん…？』

緑「何急に…」

『ほら…お嬢様の側には…俺らがおらんと…俺はお嬢様のことが好き…やから俺はこの身をお嬢様に渡すんや…神ちゃん、あとは頼んだで…？』

緑「淳太っ…？なぁ…なぁっ…淳太こそお嬢様のことが好きなんやろっ…！！！そうなんやろっ…！！！」

まだっ…まだきっと2人を生きたまま救える方法があるはずやっ…

母「そろそろ限界ね」