18 Birthday 【黄】 (ページ34)

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『…あれっ…俺…今…』

母「まあ、理由は分かったわ。それで、死にたいの？」

『…当たり前やないですか…』

母「死なれちゃ困るけどね。Aのために生きてもらわないと」

『嫌やって…俺には生きる価値なんてっ…』

母「はぁ…頭が相当悪くなったみたいね。いい？もう馬鹿な貴方でも分かるように言うわよ？

Aは18歳になると、完全体な吸血鬼となる。その勘全体になるためには、人間の男の血が必要。その血を貴方から貰いたい。どう？分かった？」

『…ま…待ってください…今なんて…？』

父「ほら、中間にはまだ私たちが吸血鬼だと伝えてなかったぞ？」

母「…あらいけない。てっきり分かってるものだと」

『…吸血鬼……せやったら今すぐ俺のをっ…！！』

母「だから本当に馬鹿ね！！！！Aが18歳になったら、Aは吸血鬼に、貴方は死ねるのよ！！！

はぁ…はぁ…だから、貴方に一つお願いがあるの」

『…なんでしょうか…』

母「18歳になるまでは、Aの執事として働きなさい」

『執事…』

父「より身近な人間の血を飲み干す方が、完全体となった後、すぐに目覚めやすいからね」

中間は少し考えたみたいだが、すぐに答えは出た

『やらせてください…Aさん…いや、お嬢様の執事を…』

母「ふふ、そうこなくちゃ…あ、貴方のお父さんの会社教えて？」

『製薬会社、中間製薬…ですが…』

母「そう。社員にはなにも心配いらないから。まあ、社長には一発入れてあげましょ！」

そしてこの後から、中間はAの執事となり、Aの成長を見守り続けた

ああ、会社の方は今や、私たちの手にあるさ