18 Birthday 【黄】 (ページ4)

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ダイニングルームを出て辿り着いた先は、通称チェンジ室

神山命名の、Aの着替え等専用部屋だ

ここには制服だけでなく、パーティー用のドレスや部屋着などAの着る服全てが揃っており

また、大きな鏡のあるドレッサーも備わっている

Aは制服に着替え、ドレッサーの前に座った

「今日も神山の好きにして？」

緑「その言い方は少し語弊があるのでは？」

「そういう意味じゃないから…！！」

Aの頬はそっと赤く染まった

緑「からかいすぎましたね」

「もういいから早く始めて…！」

緑「かしこまりました」

神山は器用な手捌きでAの髪を整え始めた

「…ねえ神山」

緑「なんでしょうか？」

「…神山ってさ、私が毎朝飲んでる薬について何か知ってる？」

緑「申し訳ありません、私もその事については何も…」

「そう…今日中間に聞いたんだけどさ…」

Aは中間との会話について、神山に伝えてみた

緑「なるほど…あと少し経てば…ですか…」

「なんでそんなに隠し通す必要があるんだろ…」

緑「中間なりの考えがあるのでしょうね…」

「そうだよね…誰しも隠したい事とかあるもんね…」

緑「そうですね……はい、完成しましたよ」

気づいたら出来上がっていたAの髪

クルっと巻かれ、ふわふわと揺れる髪

「ふふ…さすが神山、ありがと」

緑「お気をつけていってらっしゃいませ」

「うん、行ってきます」

終わった時、ちょうどチェンジ室の扉が開き、中間が迎えに来た