18 Birthday 【黄】 (ページ28)

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母「本当に…立派に成長したわね…」

父「これも全て、中間、神山。君達のおかげだよ」

『お褒めに預かり、光栄です』

この時の私はまだ、素直に誕生日をお祝いに来てくれたのかなんて思ってた

緑「旦那様に奥様…本日はお嬢様のお祝いのために…」

父「ああ、そうだ。実の娘の”誕生日”を祝わない親などどこにいる」

母「ええ、今日は”誕生日”ですもの」

誕生日

どこかこのワードに違和感を感じているのは私だけ…？

母「あら、今日は綺麗な満月ね…まるでAの”誕生日”をお祝いしてるかのようだわ…」

暗くなった外から照らされる月明かりは、部屋の中を明るくしていても分かるほど、輝かしかった

母「…さて…早くAをお祝いしないと」

父「そうだな。神山、こっちに来なさい」

緑「はい…」

神山はパパの言う通りに側に寄った

父「今日はAの大事な”誕生日”だ。君には大切な瞬間を特別に見せようかと思う」

緑「大切な…瞬間…ですか…？」

すると、パパとママの後ろに立っていた中間がそっと私の前に立った

『…18歳のお誕生日、おめでとうございます。お嬢様』

「…うん、ありがと」

『…そして……お別れです、お嬢様』

ぎゅっと私の体を抱きしめた瞬間…

「っ…ぁ…ぁぁぁぁっ…！！！！！」