18 Birthday 【黄】 (ページ24)

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シェフ特製…いや、桐山特製朝食を食べ、私たちはパーティの準備に取り掛かった

「んんっ…届かないっ…！」

『お嬢様っ…危ないですから私が…』

「私が付けたいのっ…」

『…仕方ないですね』

そう言うと、そっと私の体を持ち上げた中間

『これなら届きますか？』

「うんっ、付けられた！」

私が付けたかったのは黄色の風船

『このぐらいなら私がやれば…』

「黄色は中間の色だから。大切な人の色の風船、私が付けたくなってね。よし、次は神山の緑！」

『お手伝いしますよ』

「うんっ、また持ち上げて！」

今度は緑の風船を取り付けていると、部屋の扉が開いた

緑「お嬢様、本日のパーティーのお召し物ですが…」

「んんっ…よし付けたっ……あ、神山！見て見て、緑の風船。神山カラー！」

緑「ふふっ…お嬢様のパーティーに僕の色も入れてくださって嬉しいです」

「当たり前でしょ！あとは桐山のオレンジでしょ？あと…流星は…青？望は…ピンクっぽい？重岡が…赤？で、濵田が…紫！」

私は急いで他の色の風船を膨らまし始めた

『神ちゃん。お嬢様、大切な人の色の風船つけたいんやって』

緑「大切な人か…嬉しいなぁ…」

橙「廊下歩いたったら俺の名前聞こえたけど…」

『ああ、照史。見てみ』

橙「おぉ…！さすがお嬢様やなぁ！！」

なんて話は正直耳に入らなかった

だって…私の誕生日パーティー、楽しみなんだから当たり前だよね

…うん、大切な人と…過ごせるんだから…