18 Birthday 【黄】 (ページ23)

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【you side〜】

あれから数日経った

『お嬢様、朝でございます』

いつものように、中間が来てくれた

そして一言

『お誕生日、おめでとうございます』

「ふふ、ありがと」

そう、今日は私の18歳の誕生日

この日が来たのだ

『お嬢様、奥様よりご伝言がございます』

「ん？なに？」

『パーティは18時までにしてほしい、とのことです』

「え、ママそんなこと言ってたの？」

『はい。藤井様と小瀧様の両執事にはすでに伝えております』

「…わかった」

『ありがとうございます』

そっと微笑んだその姿は、やはりどこか悲しそうな顔を浮かべていた

『お嬢様、体調の方はいかがでしょうか』

「今日は何故だかすごくいいの。せっかくの休みだし私もパーティの手伝いするよ」

『左様ですか。わかりました、朝食後取り掛かりましょうか』

「ふふ、うんっ」

私が微笑み返すと、中間はそっと

「…どうしたの…？抱きついてきて…」

『………大きくなりましたね』

「ふふ、そうでしょ」

『…立派な18歳になられて…私は嬉しいです』

「もうどうしたの？」

『……いえ、申し訳ありませんでした』

私はそっと中間の頭を撫でた

「今日は一緒にご飯食べよ？」

『お嬢様のお言葉に甘えて』

…今日は何故だか

いつもよりも中間から離れたくない気がした