18 Birthday 【黄】 (ページ3)

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「ん…ご馳走様でした。………中間、いつものお願い」

『すでに用意してありますよ』

渡されたのは1錠の小さなピンク色の薬

Aは、生まれた頃からこの薬を毎日飲む事を決められている

だが、彼女はこの薬の正体を知らない

「ねえ、この薬って本当になんなの…？」

Aはそう聞くと、今までは私にも知りませんと答えてきた中間から違う返答が返ってきた

『…あと少し経てば、きっと正体が分かります。それまではお教え出来ません』

「えっ…中間…この薬の正体を知ってたの…？」

『…申し訳ありません。隠していたつもりではありませんでした』

「そっか…でも分かる時が来るんだよね…？」

『はい…必ず…』

「…ありがと。そんな攻めるつもりもないからさ、暗い顔しないで？」

『申し訳ありません。…こちらお水です』

Aはいつものように薬を飲み込む

すると、ダイニングルームの扉が開いた

緑「失礼しますお嬢様、ご支度の準備が整いました」

「あ、神山。ありがと、すぐに向かう」

Aと中間が話している間に神山は制服やヘアセットの準備を整えていたようだ