18 Birthday 【黄】 (ページ18)

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【Ryusei.F side〜】

あれはAなのか

授業中、急にAが倒れた

とりあえず俺と望でAを保健室に運んだ

保健の先生はおらんかったから、ベッドに寝かせてからすることが分からんかった

今は側におることしか出来ひん、そう思って俺らはAから離れんかった

青「何があったんやろ…」

桃「最近休み多かったしな…」

なんて、目覚めるまで話していると

「…はぁっ…はぁっ…」

青「A…？」

俺はAが目覚めたと思った

でも、Aの目は閉じたまま

そして息が荒くて

桃「…な…なぁっ…」

青「何…？」

桃「Aの口…見て…」

俺は何かに怯える望の言う通り、Aの口をよく見てみた

荒い息を口から吐き出すと同時に見えたのは

青「……牙…？」

俺は普通の犬歯やと思った

でも比べものにはならないほどの鋭さ

それはまるで、吸血鬼の牙そのもの

「ぅ…っぁ…ぁ…」

桃「なんかやばないか…？」

青「淳太に早よ連絡しよ…」

俺は急いで淳太に連絡を入れた

『藤井様、どうなさいましたか？』

青「淳太っ！！！Aがっ…保健室でっ…」

『…今すぐに向かいます』